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生前整理でよくある悩み10選!解決法や注意点をプロが解説
2025.01.28 生前整理
「生前整理をしたいけど何から始めればいいのかわからない」「物が捨てられない」「家族と意見が合わず困っている」
このようなお悩みを抱えていませんか?
実は、生前整理にはさまざまな悩みがつきものです。
だからこそ、自分や家族の状況に合わせた具体的な方法を選ぶことが重要です。
<この記事でわかること>
・生前整理の基本的な進め方
・生前整理でよくある悩みと解決のヒント
・生前整理の注意点
・業者のメリットや選び方
この記事では生前整理に関するお悩みに寄り添いながら、具体的な方法や解決のヒントをご紹介します。
今抱えている悩みを少しでも軽くし、心がラクになる整理方法を見つけていきましょう。
生前整理と終活の違いとは?
近年、「生前整理」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
しかし「終活と何が違うのか」「そもそも生前整理は何をするのか」がわからないという方も多いのではないでしょうか。
生前整理と終活の違いは、「何に重点を置くか」にあります。
・生前整理:身の回りの物の整理に重点を置く
・終活:人生を整理し、最期に向けた準備をすることに重点を置く
他にも次のような違いがあります。
生前整理 | 終活 | |
目的 | ・自分の死後、家族が困らないようにする ・老後の準備 |
・自分自身の人生を整える ・人生の最期に向けた準備 |
心理的負担 | 比較的少ない | 心の整理も必要のため、心理的負担が大きい |
このような違いはありますが、どちらも自分自身や家族のために行う大切な行動です。
そして生前整理や終活は、人生を振り返るきっかけにもなります。
生前整理を早めに行うことで、終活時の負担を軽減することも可能です。
生前整理は体力があるうちに、始めることをおすすめします。
生前整理でよくある悩み10選
ここでは生前整理でよくある悩みと解決のヒントをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
生前整理の進め方がわからない
生前整理は9つのステップで進めるのが基本です。
①生前整理の目的を明確にする
生前整理を始める前に「なぜ整理するのか」を考え、目的を明確にしましょう。
目的を明確にすることで、途中で挫折せず取り組みやすくなります。
②現状を理解する
現状を理解して、初めて身の回りの整理に取り組めます。
財産状況なども把握し、現在の自分の状況を理解しましょう。
③優先順位を決める
整理する物や範囲が膨大なケースもあるため、何から整理するかを決めましょう。
優先順位は整理のしやすさや早急に整理すべき物などを考慮すると良いです。
④物を仕分ける
生前整理の仕分けは「物品」「財産」「デジタルデータ」「人間関係」を整理するのが一般的です。仕分ける際は「いる」「いらない」「保留」の3つに分けることをおすすめします。
⑤不要な物を処分する
物品や情報の整理で出た不要な物は、適切に処分しましょう。
⑥残った物を整理する
仕分けで残った物は整理し、記録に残しておきましょう。
記録に残すことで、後で自分や家族が見返した際にわかりやすくなります。
⑦財産目録を作る
財産の整理ができたら、財産目録を作りましょう。
目録を作ることで老後の備えや相続の準備、遺言書の作成時に利用できます。
⑧エンディングノートや遺言書を準備する
エンディングノートや遺言書は、家族へ自分の意志を伝える役割があります。
必ずしも作成する必要はありませんが、家族へのメッセージや相続に関することなどを伝えるためにも準備しておくと良いでしょう。
⑨定期的に見直す
生前整理は一度行ったら完了ではなく、年齢や生活環境に応じて見直すことが大切です。
1年ごとなど期間を決めて、振り返りや見直しを行うと良いでしょう。
生前整理は9つのステップが基本ですが、ステップごとに家族と相談したり思い出と向き合う必要があるなど、時間がかかる場合もあります。
また人によっては、負担を感じる作業もあるでしょう。
そのため生前整理は焦らず自分のペースで行うことが大切です。
物をどう整理すればいいかわからない
生前整理で物を整理する場合、整理する目的を明確にすることで「どう整理すればよいか」が見えてきます。
生前整理の目的 | 整理方法 |
物にとらわれず、身軽な暮らしがしたい | 必要最低限の物を残して他は処分する |
自分にとって本当に必要な物を見つけたい | 今の自分や未来の自分に必要かという基準で物を仕分ける |
突然死など万が一に備えたい | 家族や周囲の人に迷惑をかけないよう、貴重品やデジタルデータなどを優先して整理する |
老後に備えたい | 貴重品や財産、遺言書に関係がある物の整理を優先する |
整理方法がわからないという方は、まず生前整理をする目的を考えてみてください。
物が多すぎて整理が進まない
「物が多くて整理が進まない」「どこから手を付けていいかわからない」という場合は、次の手順を参考にしてみてください。
<手順(例)>
①1箇所だけ整理するなど、小さく始める
②残す物と処分する物の基準を事前に決めておく
③感情的になりやすいものは後回しにする
④捨てられない場合は、売却や譲渡など捨てる以外を検討する
⑤業者の力を借りる
物が多いと整理の終わりが見えず、作業がつらくなることもあるでしょう。
自力での作業が難しい場合は、業者に相談するのがおすすめです。
当社では身の回りの整理だけでなく、不用品の処分や買取にも対応しております。
そのため物が多い場合でも、生前整理をスムーズに進めることが可能です。
他にも相続のご相談など生前整理を総合的にサポートいたしますので、自力での作業が難しいという方はぜひお気軽にご相談ください。
片付けが体力的につらい
40代・50代で生前整理を始める場合は、体力的な負担を軽減しながら作業を進めることが大切です。
<負担を軽減する工夫>
・作業を分割して小さく進める
・座ってできる作業を優先する
・適度に休憩をとる
・重い物は他の人を頼る
・長期的なスケジュールで進める
・業者を利用する
負担を軽減する工夫をしても、体力的に限界を感じるかもしれません。
その場合は無理をせず、家族や業者の力を借りましょう。
後ほど業者に依頼するメリットや業者の選び方などを解説しますので、参考にしてみてください。
30代で生前整理は早い?
最近では30代から生前整理を始める人も多いです。
そのため「30代で生前整理は早い」ということはありません。
むしろ早めに生前整理を行うことは、これからの人生を充実させるための前向きな行動といえます。
早めに生前整理を始めると、さまざまなメリットがあります。
<メリット>
・これからの人生の目標が明確になる
・体力や時間に余裕があり作業しやすい
・物の整理が比較的簡単
生前整理は老後や死について考えるイメージがあるかもしれませんが、暗い内容ばかりではありません。
生前整理は「これまでの人生を見直し」と「これからどう生きていくか」を考えるポジティブな行動です。
そのため生前整理に早い・遅いや年齢は関係なく、思い立った時が始めるタイミングといえます。
30代の生前整理で何をすべきか具体的に知りたい
30代の生前整理では、まず身の回りを簡単に整理することから始めると良いでしょう。
<やること(例)>
・現在の持ち物や財産の把握
・断捨離
・財産の見直し(必要に応じて投資など貯蓄の方法を検討する)
・デジタルデータの整理(IDやパスワードをまとめておく など)
・人間関係の整理(苦しい人間関係は見直す)
30代からエンディングノートや遺言書を準備する人もいます。
ただし人によってはエンディングノートや遺言書の作成に負担を感じる可能性があるため、生前整理は自分のできる範囲で進めるのがおすすめです。
当社では代表の中島が生前整理のセミナー講師として活躍するなど、生前整理に関する豊富な知識と経験を持ったスタッフが在籍しています。
そのため個々の悩みや状況に合わせた生前整理方法のご提案が可能です。
生前整理で何をすべきかわからないという方は、お気軽に当社へご相談ください。
親に生前整理を提案するべきか迷う
親に生前整理を提案するメリットは多いです。
そのため親に生前整理を提案するなら、早めに行うのがおすすめです。
<親に生前整理を提案するメリット>
・親に残りの人生を楽しく過ごしてもらうキッカケになる
・金銭的な不安が解消できる
・家の中が整理できるため、生活しやすくなる
・親子で取り組むことで、親子の絆が深まる
・介護や遺品整理の負担が軽減できる
・相続時のトラブル回避につながる
親子で生前整理をすると、お互いの負担軽減につながります。
そのため生前整理は親に提案するべきといえるでしょう。
親に生前整理を勧める方法や具体的に何をすれば良いかわからないという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
「親の生前整理はどう進める?親と一緒に取り組む生前整理の基本を解説」
親が生前整理に協力してくれない
生前整理は死と向き合うイメージを持っている人も多く、親子間ではデリケートな問題となりがちです。
親が協力的ではなく困っている場合は、親の気持ちを理解しつつ円満に生前整理を進めるためのアプローチを工夫する必要があります。
<アプローチ方法>
・協力的でない理由を理解する
→もったいない精神で捨てられない、思い出物を捨てたくない、体力的につらいなど生前整理に協力できない理由があるかもしれません。ぜひ親の気持ちに寄り添いながら、話を聞いてみてください。
・無理に説得せず、親のペースで進める
→無理やり説得しようとすると、拒絶反応が強まる可能性があります。「一緒にやらない?」など提案する形で親のペースに合わせてみましょう。
・物を捨てられない場合は捨てない方法を提案する
→売却や譲渡、寄付など、捨てない方法を提案してみてください。売却の場合は手元にお金が残るため、親も手放しやすくなります。
・専門家の力を借りる
→生前整理アドバイザーなど専門家が間に入ると、親も冷静に状況を理解しやすくなります。作業も依頼できるため、自力で行うよりスムーズに生前整理が進むでしょう。
遺言書や財産管理をどのタイミングで考えるべき?
遺言書や財産管理は、人生の節目や大きな変化があったタイミングで検討すると良いでしょう。
<検討するタイミング(例)>
・ライフイベントがあったとき(結婚・離婚、親族の死など)
・財産に大きな変化があったとき(不動産の購入など)
・病気や健康状態に不安を感じた時(手術、入院など)
財産管理は将来のお金に関するリスク軽減のためにも、早めに取り組むことをおすすめします。
遺言書は法律の要件を満たさないと無効になる場合があるため、作成は慎重に行う必要があります。
そのため遺言書は「生前整理を始めたら、必ず作成しなければならない」というわけではありません。
ただし
・財産を相続させたい人がいる
・家族間で財産分与について不安がある(トラブルになりそう)
・病気になり体調に不安がある
という場合は、早めに作成したほうが良いでしょう。
当社では税理士や弁護士、不動産業者などの専門家と連携しているため、生前整理だけでなく相続や遺言書に関するご相談も対応可能です。
相続や遺言書など法的手続きに不安がある方は、当社へお気軽にご相談ください。
老後が不安
老後の不安は、生前整理で軽減できます。
そのため老後が不安という人こそ、生前整理を始めるべきといえます。
特に50代は退職など老後が近づき、仕事や家庭で大きな変化が起きやすい年齢です。
そのため将来への漠然とした不安を感じている人も少なくありません。
特に退職後の収入減に対する不安を感じている人は、多いのではないでしょうか。
<よくある老後の不安>
・退職後の生活費用が足りるか
・医療などを適切に受けられるか
・親の介護が現実的な問題になってきた
・健康診断で引っかかるなど健康状態が不安
生前整理を行うことで現在の状況を把握し、これからの生活に向けた準備ができます。
必要に応じて資産の見直しや資産運用など、貯蓄方法を検討することも可能です。
また生前整理でこれからの人生を考えるキッカケになるため、どう老後を過ごすかが具体的に見えてきます。
そのため生前整理を行うことで、老後の漠然とした不安を解消できるのです。
生前整理での3つの注意点
生前整理ではいくつか注意が必要です。
ここでは生前整理での3つの注意点を解説します。
デジタルデータの整理を忘れない
デジタルデータの整理も忘れずに行いましょう。
デジタルデータは次のようなものを指します。
・パソコンやスマートフォンのデータ(写真など)
・ログイン情報(SNSやクラウドサービス、ネット銀行、ネットショッピングなど)
・サブスクリプションの利用情報
・電子マネーや暗号資産
デジタルデータは事前に整理しておかないと、家族が不必要な請求を受けたり個人情報が流出するリスクがあります。
デジタルデータは「本人のみ知っている情報」が多いため、生前整理で整理するのがおすすめです。
<デジタルデータの整理方法>
・アカウント名やログイン情報、使用の目的などをリスト化する
・エンディングノートや遺言書にデータの取り扱いを記載する
・デジタル遺品整理士に相談する
当社では、デジタル遺品整理協会の伊勢田会長と連携しております。
そのためデジタルデータの整理も安心してお任せいただけます。
デジタルデータは個人情報など取り扱いが難しいため、ぜひ当社にご相談ください。
完璧を目指さない
生前整理では、完璧を目指す必要はありません。
完璧を目指してしまうと、終わりが見えず挫折してしまう可能性があります。
生前整理の目的は、老後や自分の死後家族が困らないように準備することです。
すべての物を片付けて完璧に整理するのが目的ではありません。
そのため自分や家族が困らない程度に整理できれば良いのです。
完璧を目指してしまうと、
・生前整理にストレスを感じる
・処分しすぎて生活が不便になる
といったリスクもあります。
そのため生前整理は、気持ちに余裕を持ちながら少しずつ自分のペースで進めることが大切です。
不用品の処分方法は必ず確認する
不用品の処分方法は、不用品ごとに必ず確認してください。
不用品を処分する場合は、
・自治体のルールに従って捨てる
・ゴミ処理場に持っていく
などの方法があり、物により処分する方法が異なります。
誤って捨ててしまわないように、事前に確認しましょう。
不用品が多かったり処分だけでなく売却も検討している場合は、業者に依頼するのもおすすめです。
生前整理のお悩みは業者に相談するのがおすすめ
生前整理のお悩みは、業者に相談するのがおすすめです。
ここでは業者に相談するメリットや業者の選び方などを解説します。
業者に相談するメリット
生前整理で悩んだとき、業者に相談すると多くのメリットがあります。
<業者に相談するメリット>
・豊富な経験と専門的な知識で解決策を教えてくれる
・作業も依頼できるため負担を軽減できる
・骨董品などの整理や危険物の処分も相談できる
・時間と手間を大幅に短縮できる
・業者によっては相続など法律の相談も可能
・家族間のトラブルが起きにくい
業者に生前整理を相談することで、効率的で心身ともに負担の少ない生前整理が可能です。
そのため生前整理で少しでも悩むことがあれば、業者に相談することをおすすめします。
相談しやすい業者の選び方
相談する業者を選ぶ際には、次の6つのポイントを確認すると良いです。
<業者の選び方>
・口コミや実績で信頼性を確認する
・見積もりが無料(追加料金なし)
・必要な資格や許可証を持っている、または持っている業者と提携している
・法律などの専門家と連携している
・サービス内容が充実している
・初回問い合わせ時の対応が丁寧
当社は見積もり完全無料、見積もり後の追加料金もかかりません。
さらに弁護士や税理士など専門家との連携もあり、生前整理から法律のご相談まで幅広く受け付けております。
生前整理のお悩みは、ぜひ当社へお気軽にご相談ください。
業者に生前整理を依頼した場合の費用相場
生前整理を業者に依頼した場合の費用は、間取りで大体の相場がわかります。
間取り | 費用相場 | 所要時間 |
1R・1K | 3~10万円 | 1~3時間 |
1DK | 5~13万円 | 2~6時間 |
1LDK | 8~20万円 | 2~6時間 |
2LDK | 13~30万円 | 2~8時間 |
3DK・3LDK | 20~50万円 | 4~12時間 |
4LDK | 22~60万円 | 6~15時間以上 |
ただし整理する物の量や依頼内容により、費用は大きく変動します。
そのため正確な費用を知りたい場合は、業者に見積もりを取って確認してください。
まとめ
生前整理に悩みはつきものです。
悩みが出てきた際は、その都度解決策を考えながら一歩ずつ進めることが大切です。
ぜひご紹介した具体的な方法や解決のヒントを参考にしてみてください。
なかなか解決できなかったり誰かに相談したいという場合は、悩みを抱え込まずに業者に相談するのがおすすめです。
当社でも生前整理に関するご相談を受け付けております。
豊富な知識と経験を持ったスタッフが丁寧に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。