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生前整理で残すべきものとは?家族にわかりやすく残すコツと注意点
2024.04.19 生前整理
この記事では、生前整理で残すべきものについて、家族にわかりやすく残すコツと合わせて詳しく解説します。
生前整理をする時の注意点についても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
生前整理で残すべきもの
生前整理は、相続に関するトラブルを防ぐなど、残された家族の負担が軽減できるのもメリットです。
迷うことなくスムーズに進めるためにも、残すべきものについて理解しておきましょう。
資産に関する必要書類
生前整理をする上で、資産が確認できる書類をまとめておくのは最も重要です。
資産に関する必要書類には、主に以下のものがあります。
・預貯金関係(通帳、届出印、定期預金証書、キャッシュカードなど)
・有価証券関係(株式、投資信託、国債、地方債、社債など)
・クレジット関係(カード類)
・不動産関係(登記済権利証、登記識別情報、土地賃貸借契約書など)
・自動車関係(カギ、車検証、自賠責保険証明書、任意保険証明書、自動車税の納付書など)
・保険関係(生命保険、火災保険、地震保険など)
・年金関係(年金手帳、年金証書)
・債務やローンなど、負債関係の書類
資産に関する書類は、プラスの財産となるものだけでなく、未払いやローンなど、マイナスの財産が確認できるものも残しておきましょう。
自分が所有している資産を、しっかりと把握しておく必要があります。
本人確認に関する書類
本人確認書類は、自分が亡くなった後に、家族がさまざまな手続きをする際に必要となる重要な書類です。
本人確認書類には、主に以下のものがあります。
・健康保険被保険者証、健康保険高齢受給者証、後期高齢者医療被保険者証
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
・印鑑登録書、実印
本人確認書類は、日常的にも必要なものです。
紛失することがないように、大切に保管しておきましょう。
財産的な価値のあるもの
売却してお金に換えられそうな、財産的な価値のあるものも残しておくべきです。
売却できると見込まれるものとして、以下のようなものがあります。
・ブランド品
・アクセサリー
・骨董品
・高級腕時計
・楽器
ただ、ブランド品については、保存状態が良くないものは値段がつかない可能性があります。
その他のものについても、状態に応じて判断するのがおすすめです。
デジタル情報やデータ
パソコンやスマホなどのデジタル機器、また、インターネット上に保存されている情報やデータも、生前整理には重要です。
以下のようなサービスを使っている場合には、IDやパスワードなどのアカウント情報も残しておきましょう。
・SNS
・通販サイト
・ネットバンキング
・配信サービス
・メールアカウント
・サブスクサービス
・保存している写真や画像
使用していないサービスがある場合には、退会や解約しておきましょう。
また、見られたくない写真や動画は、削除しておくことをおすすめします。
家族にわかりやすく残すコツ
生前整理は、残された家族のことを考えて、困らないように残しておくことが大切です。
家族にわかりやすく残すコツについて把握した上で、整理を進めていきましょう。
エンディングノートを利用する
家族にわかるようにしておくには、エンディングノートを利用すると良いでしょう。
エンディングノートには書き方の決まりはなく、自分の思いをメッセージとして伝えられます。
相続に関するものは、必ず記録に残しておくのがポイントです。
エンディングノートが完成したら、信頼できる人に保管場所を伝えておきましょう。
ただ、エンディングノートには法的な効力はありません。
相続方法などについて決めたい場合には、遺言書を残しておくと安心です。
財産目録を作成する
遺産の分割がスムーズに進むように、財産目録を作成しておくのがおすすめです。
貴重品、高価な物などのプラスの財産と合わせて、ローンや負債などのマイナスの財産についても記載しておきます。
生きているうちに相続税の試算もでき、相続人の負担の軽減にもつながります。
デジタルのアカウント情報を一覧にまとめる
使用しているサービスのIDやパスワードなどのアカウント情報は、一覧にしてまとめておきましょう。
亡くなった後にサービス解約や退会をしてもらえるように、エンディングノートに残しておくのもおすすめです。
デジタルデータは、日々使用することでどんどん蓄積されていきます。
日頃から、不要なデータはこまめに削除することを心がけましょう。
必要書類はまとめて保管する
資産や本人確認に関する必要書類は、まとめて保管しておくのがおすすめです。
箱などを用意した上で整理をすると、紛失する心配がありません。
アクセサリーなどコンパクトに収まる貴金属類も、一緒に保管しておくとわかりやすいでしょう。
安全な場所を選んで、信頼できる人に保管場所を伝えておきます。
生前整理をする時の注意点
生前整理は、自分の身の回りのすべてのものを整理する作業です。
悔いのない整理をするために、生前整理をする時の注意点についても理解しておきましょう。
財産目録やリストを元に計画的に進める
自身の持ち物を把握するには、計画的に生前整理を進める必要があります。
最初に、財産目録を作成したり、残したい物をリストアップしておきましょう。
目録やリストを元に整理をすれば、必要な書類まで誤って処分するリスクが防げます。
残したい物を明確にしておけば、整理を人に手伝ってもらう時に処分される心配もありません。
作業を効率的に進めるためにも重要です。
無理して一気に行わない
早く終わらせたいからといって、一度にすべてのものを整理しようとするのは禁物です。
短期間で終わらせようとすると、負担がかかり挫折する可能性があります。
安易に判断してしまい、必要な元まで処分しかねません。
生前整理は、自身のすべてのものを整理する作業であり、時間がかかるのは当然です。
部屋ごとに分けるなどして、少しずつ丁寧に進めていきましょう。
処分に迷ったものは後回しにする
生前整理を進めていくと、すぐに判断できず処分に迷うものもでてきます。
処分に迷ったものがでてきたら後回しにして、判断できるものから整理していきましょう。
生前整理する際には、「いるもの」と「いらないもの」に加えて、「迷っているもの」の3つを基本として分類していくのがおすすめです。
後回しにしたものは、一定期間をおいて再度見直すようにしてください。
まとめ
生前整理は、必要なものまで誤って処分しないためにも、残すべきものを把握した上で取り組みましょう。
資産に関する必要書類・本人確認に関する書類・財産的な価値のあるもの・デジタル情報やデータは、残しておくべきものです。
また、残された家族が困らないように、わかりやすくしておくことも大切です。
エンディングノートを利用して、財産目録も作成しておきましょう。
デジタル機器に関するアカウント情報は、一覧にしておくのがおすすめです。
必要書類などは、まとめて保管しておくと紛失する心配がありません。
悔いのない生前整理を行うには、無理して一気にやろうとせず、少しずつ丁寧に行うことも重要です。
迷ったものは後回しにして、判断できるものから整理していきましょう。
もし生前整理に悩んだら、プロに依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。
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