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終活の片付け術!基本の4ステップやコツ、デジタルの片付け方も紹介
2025.04.03 生前整理
終活の片付けをしたくても、やり方がわからず困っていませんか?
「どこから手をつければ良いかわからない」「片付けと考えると大変そう」と悩む人も少なくありません。
終活は始め方やタイミングが難しいですが、計画的かつ早めに始めることで家族の負担を減らし、これからの人生をより快適に過ごせます。
<この記事でわかること>
・終活について
・終活での片付け方
・片付けを上手く進めるコツ
終活の片付けは物を整理するだけでなく家族の負担を減らすなど、さまざまなメリットがあります。
これからの人生を快適に過ごすためにも、一緒に終活の片付けについて考えてみましょう。
終活とは?
まずは終活について、遺品整理との違いや始めるタイミングなどを解説します。
終活と遺品整理の違いは?
終活と遺品整理はどちらも人生の終わりに関する活動ですが、目的やタイミングなどが異なります。
終活 | 遺品整理 | |
目的 | 人生の終わりに向けて周囲を整理し、家族の負担を減らす | 故人の持ち物を整理して、遺族が生活しやすい環境を整える |
タイミング | 生前 | 死後 |
実施する人 | 本人や家族、専門業者 | 遺族や専門業者 |
生前に終活を行うことで、遺品整理がラクになるなど家族の負担を減らすことが可能です。
また終活により遺品整理で悩みやすい「遺品の整理の仕方」や「相続トラブル」を回避できます。
終活はいつから始めるべき?
終活を始めるタイミングに決まりはありませんが、体力や気力がある時に始めるのがおすすめです。
終活では物の片付けや処分に体力が必要です。
またこれまでの人生を振り返るには、気力も大切になるでしょう。
終活に体力や気力は必要不可欠なのです。
最近では30代から終活を始める人も少なくありません。
終活を早めに始めると、さまざまなメリットがあります。
<メリット>
・人生の振り返りと残りの人生を考える時間が十分ある
・物の整理がしやすい
・判断力があるうちに作業ができる
・老後資金の準備を早く始められる
終活は人生の終わりに向けた準備だけでなく、残りの人生を充実させる活動でもあります。
早めに始めることでゆっくりと人生を振り返ることができ、残りの人生がより充実するでしょう。
ただし終活は心身ともに負担が大きい作業のため、無理に早く始める必要はありません。
「終活を始めようかな」と思ったときが、終活を始める最適なタイミングといえます。
片付けを通じて得られるメリット
終活の片付けには、多くのメリットがあります。
<終活の片付けを通じて得られるメリット>
・生活環境がスッキリし快適になる
・ストレス軽減につながる
・探し物が減るなど、時間の節約になる
・不要な買い物が減るなど、お金の節約にもなる
・家族間のトラブルが減る
・事故や災害時のリスクが減る
・自分にとって本当に必要な物がわかる
・遺品整理の際に家族の負担が減る
終活での片付けは単に部屋や周囲が整理できるだけでなく、これからの人生を豊かにする活動とも言えるでしょう。
終活における片付けの4つの基本ステップ
終活での片付けは、4つのステップが基本です。
順番に解説しますので、片付ける方法がわからないという方はぜひ参考にしてみてください。
0.片付けを始める前に
まず片付けを始める前に、目的やルールを決めておきましょう。
片付けの目的を明確にする
終活における片付けは、目的を明確にする必要があります。
目的を明確にすることで途中で迷ったり挫折しにくくなり、片付けがスムーズに進むからです。
目的を明確にするには、「なぜ終活をするのか」「片付ける理由は何か」を書き出してみてください。
書き出すことで「家族のためにするのか、自分のためにするのか」など目的が明確になります。
片付けのゴールを決める
次に片付けのゴールを具体的に決めましょう。
例えば「1年以内にすべての持ち物を仕分ける」など期限で決めたり、「収納スペースを半分あける」など生活環境の改善で決めるのがおすすめです。
自分が達成しやすい目標にするとモチベーションが維持しやすく、活動を継続しやすくなります。
そのため目標は、必ず無理のない範囲で決めてください。
ルールを決める
最後に片付けのルールを決めてください。
<ルール(例)>
・貴重品、書類、衣類、雑貨の順で整理する
・3年以上使用していない物は処分する
・思い出の物はデータ化して整理する
・貴重品や大切な書類はまとめて保管し、リスト化しておく
・処分するか5分迷ったら一旦保留にする など
片付け作業は迷うことが多いです。
事前に片付けのルールを決めることで、片付けがスムーズに進みます。
1.持ち物を仕分けする
片付けの目的やルールを決めたら、いよいよ持ち物を仕分けます。
仕分けるときは「必要な物」「処分する物」「保留」の3つに仕分けるのがおすすめです。
「保留」を用意することで迷った場合は一旦保留にできるため、作業を止めることなく仕分けができます。
仕分けは事前に決めたルールに従って進めてください。
仕分ける際に家の物をすべて出してしまうと、足の踏み場がなくなったり物が多すぎてやる気がなくなってしまう可能性があります。
そのため「今日はこの収納を仕分けよう」など、場所を区切って進めるのがおすすめです。
2.不要な物を処分する
仕分けが完了したら、不要な物を処分します。
<処分方法(例)>
・自治体にルールに従って捨てる
一般ゴミや粗大ゴミは自治体のルールに従って捨てましょう。
・リサイクルショップに持ち込む
持ち込む手間はかかりますが、すぐに現金化できるのがメリットです。
・フリマアプリやオークションサイトを活用する
自分で売却金額を設定できますが、手数料や送料を考慮しないとマイナスになるリスクもあります。
・欲しい人に譲る
親族や知人に譲ったり、NPOや施設に寄付することで不用品を有効活用できます。
・専門業者に処分を依頼する
大量の不用品や自治体で処分できない物などを処分してもらえるのがメリットです。買取をしている業者を選ぶと処分と売却が1度にできるため手間が省けます。
終活の片付けで出た不用品は、売る・譲る・捨てるの3つに分類するとスムーズに処分できるでしょう。
当社は生前整理で出た不用品の処分だけでなく、買取にも力を入れております。
100人以上の専門分野の買取業者ネットワークがあり、適正価格での査定が可能です。
不用品の処分と売却を手間なく行いたいという方は、ぜひ当社へご相談ください。
3.残す物の整理と管理
最後に残す物の整理と管理する方法を決めましょう。
終活の片付けでは物を手放すだけでなく、残す物の整理と管理も重要です。
<整理・管理する際のポイント>
・カテゴリーごとに分ける
・収納場所を決めてラベリングする
・書類はファイルなどに入れてまとめる
・遺言書やエンディングノートに記載する
終活の片付けでは、自分だけでなく家族も管理しやすくすることが大切です。
片付けを上手く進める5つのコツ
ここでは終活の片付けを上手く進める5つのコツをご紹介します。
無理をしない
終活での片付けは、無理をしないようにしましょう。
無理をしてしまうと
・心身の負担が大きくなる
・判断力が低下し、必要な物まで捨ててしまう
・疲れてしまい、途中で挫折する
・家族トラブルの原因につながる
といったリスクがあります。
終活での片付けは、これからの人生を快適に過ごすための前向きな準備です。
そのため無理をして心身ともに辛くなっては、終活をする意味がありません。
終活の片付けは、無理をせずゆっくり楽しく進めましょう。
体力があるうちに始める
終活の片付けは体力があるうちに始めるのも大切です。
片付けは家具を動かすなど、意外に体力を使います。
クローゼットの奥にしまった物は、出すだけでも大変です。
また片付けには気力も必要になります。
体力がないと、気力も湧かずモチベーションが上がらないこともありますよね。
片付けは「よし、片付けよう!」という気力がわかないと、作業が進みません。
そのため片付け作業に体力は必要不可欠なのです。
家族と相談しながら進める
終活での片付けは、必ず家族と相談しながら進めてください。
家族と相談しながら片付けることで、
・貴重品や書類の場所
・整理の仕方
・物を自分の死後どうしてほしいか
など家族間で共有できます。
情報共有ができると、遺品整理の際に家族の負担を減らすことも可能です。
また家族と相談しながら進めるとコミュニケーションもとれるため、家族との絆が深まります。
終活の片付けは、自分のためでも家族のためでもあります。
そのため終活の片付けは、家族と一緒に少しずつ進めていきましょう。
勢いに任せない
終活の片付けは、勢いに任せてはいけません。
早く片付けようと勢いに任せて進めてしまうと、
・大切な物を誤って捨ててしまう
・体力、精神的に疲れやすい
・家族とトラブルになりやすい
・捨てすぎると後の生活が不便になる
など、作業後に後悔するリスクが高まります。
終活の片付けは、勢いに任せず計画的に進めることが大切です。
専門家を活用する
終活の片付けを上手く進めるには、専門家を活用するのも一つの方法です。
<終活の専門家(例)>
・生前整理アドバイザー
・終活カウンセラー
・終活のサポートサービス
・終活や生前整理の専門業者
・遺品整理士
終活の片付けは心身ともに大変な作業ですが、「何から始めれば良い?」「不用品どうしよう」など悩みが出てくることも多いでしょう。
自分でなかなか進められない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
専門家に相談し活用することで、スムーズに作業を進めることが可能です。
当社では部屋の片付けから不用品の処分、相続に関するご相談まで、幅広く受け付けております。
また代表の中島は生前整理のセミナー講師としての豊富な経験もあり、個々のニーズに合わせたサポートが得意です。
「終活の片付けを専門家に相談してみよう」とお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。
忘れないで!デジタルデータの片付け
終活の片付けは「物理的な持ち物の片付け」と思いがちですが、デジタルデータの整理も忘れてはいけません。
デジタルデータは、整理しておかないと自分の死後「デジタル遺品」となり家族を困らせる可能性があります。
<整理するべきデジタルデータ(例)>
・パソコンやスマートフォンのデータ(写真など)
・アカウント情報(SNS、ネットショップ、ネット銀行の口座、クラウドサービスなど)
・サブスクリプションの利用情報
・電子マネーや暗号資産 など
デジタルデータがデジタル遺品として残ると、家族が情報を確認できず個人情報漏えいのリスクもあります。
そのためデジタルデータも忘れずに整理しましょう。
当社はデジタル遺品整理協会の伊勢田会長と連携しており、デジタルデータの整理も得意です。
そのためデジタルデータの整理も、安心してお任せいただけます。
デジタルデータの整理でお困りの方は、ぜひ当社にご相談ください。
終活は専門業者に依頼するのもおすすめ
終活は専門業者に依頼するのもおすすめです。
ここでは専門業者に依頼した場合のメリットや費用相場などを解説します。
専門業者に依頼した場合のメリット
終活を専門業者に依頼した場合、さまざまなメリットがあります。
<業者に依頼するメリット>
・心身ともに負担を減らせる
・作業時間と手間を削減できる
・不用品を正しく処分できる
・業者によっては遺言書の作成など法律の相談もできる
・大切な物を正しく整理できる
専門業者は専門的な知識と豊富な経験を持っているため終活のサポートが可能です。
そのため終活を専門業者に依頼すると、心身の負担が少なく効率的に作業を進められるでしょう。
一般的なサービス内容と費用相場
ここでは専門業者の一般的なサービス内容と費用相場をご紹介します。
一般的なサービス内容
終活の片付けを専門業者に依頼した場合、物の整理や不用品の処分、デジタルデータの整理など幅広いサポートを受けることが可能です。
<一般的なサービス内容(例)>
・不用品の整理、処分
・家財の整理
・デジタルデータの整理
・財産目録や遺言書の作成 など
他にも業者によっては不用品の買取や相続の相談など、オプションで対応している場合もあります。
どのようなサービスがあるかは、直接業者に確認してください。
当社でも終活に関するさまざまなサービスを提供しております。
基本サービス | オプション |
・養生作業 ・身の回りの物の仕分け ・貴重品の確保 ・有価物の買取 ・不用品の搬出、処分 ・簡易清掃 |
・物置などの解体 ・ハウスクリーニング ・庭木の剪定 ・相続、不動産の相談 ・解体、リフォーム ・庭石などの撤去 ・大型金庫の搬出 |
遺品整理士の資格を持ち豊富な知識と経験があるスタッフが、丁寧に対応いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。
費用相場
終活を専門業者に依頼した場合、費用相場は間取りで大体決まります。
しかし整理する物の量や処分する物の種類、依頼内容により費用は大きく変動します。
そのため正確な費用を知りたい場合は、業者に見積もりを依頼して確認してください。
間取り | 費用相場 | 所要時間 |
1R・1K | 3~10万円 | 1~3時間 |
1DK | 5~13万円 | 2~6時間 |
1LDK | 8~20万円 | 2~6時間 |
2LDK | 13~30万円 | 2~8時間 |
3DK・3LDK | 20~50万円 | 4~12時間 |
4LDK | 22~60万円 | 6~15時間以上 |
まとめ
終活は人生の終わりに向けて周囲を整理し、家族の負担を減らすことを目的とした生前に行う活動です。
終活の片付けを行うことで、その後の生活が快適になりストレス軽減や節約にもつながります。
終活を始めるタイミングに決まりはありませんが、体力・気力・判断力があるうちに無理のない範囲で始めると良いでしょう。
また終活の片付けは4つのステップが基本で、デジタルデータも忘れずに整理しましょう。
終活の片付けは心身ともに負担が大きいため、自分で行うのが難しい人は専門業者に依頼するのもおすすめです。
終活の片付けは人生の終わりに向けた準備だけでなく、家族の負担を減らしたり残りの人生を充実させる活動でもあります。
ご紹介した内容を参考に、これからの人生についてぜひ考えてみてください。