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仏壇を処分するにはどうすればいい?7つの処分方法と注意点

2024.03.13 遺品整理

どうしても仏壇を処分しなければいけないとき、どのように処分すればよいのでしょうか?人生の中で何度もあることではありませんが、故人やご先祖を祀っているからこそ困ります。

そこで本記事では、仏壇を処分するときの方法や注意点などを解説しますので、最後までご覧ください。

仏壇処分で考えられる7つの方法

仏壇を処分する場合、7つの方法が考えられます。
それぞれ過程が異なりますので、順番に見ていきましょう。

菩提寺に引き取ってもらう

菩提寺(先祖代々のお墓があり葬儀や法要をお願いするお寺)があることが前提となりますが、お付き合いがあるなら相談してみる価値があります。

宗派によって、閉眼供養という儀式があります。仏壇をただの家具にする方法です。
費用はお布施という形をとり、大きな仏壇でも10万円未満といったところになるでしょう。

ただし、菩提寺は供養はできても仏壇の引き取りはしてくれないことも多いです。その場合は供養が終わった後に自分で処分する必要があります。

まれに菩提寺でなくてもお炊き上げ供養をしているところもあります。
近くにお寺があるなら、一度相談してみるといいでしょう。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理で仏壇を処分する場合は、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。

遺品整理業者は遺品の供養もサービスに含まれている場合が多いので、供養から処分まで一括で依頼できます。仏壇を運び出す手間もありません。

費用は業者によって異なるので、まずは見積もりを取ってみましょう。

仏具店に引き取ってもらう

新しい仏壇を購入するなら、仏具店が古い仏壇を引き取ってくれる場合があります。

購入と同時に処分できるので手続きがスムーズですし、入れ替えるための運び出しもしてくれるため手間がかかりません。
処分費用を割引してくれる場合もあり、依頼しやすいサービスです。

ただし、処分のみの対応はしていないところも多いです。
あくまでも購入という条件付きの利用方法になるでしょう。

葬儀会社などに依頼する

仏具店とも近い関係にある葬儀会社では、仏壇の処分依頼を受けているケースがあります。葬儀会社は業界的な関係が広く、サービスも幅広く展開していることがあるからです。

使い方としては、葬儀に合わせて相談するのが一般的です。
処分だけ依頼できるところもありますが、葬儀会社が仏具販売も経営している場合などに限られます。

粗大ゴミとして処分

仏壇は宗教的にみれば仏具です。しかし、素材だけで見れば一般的な家具と同じです。
そのため粗大ゴミで処分する方法も考えられるのです。

処分には、ごみ処理施設に持ち込む方法と、回収を依頼する方法があります。
依頼方法などは自治体によって異なるため、事前にホームページなどで確認しましょう。

小さな仏壇を処分する場合は、燃えるゴミの扱いで捨てられることもあります。
この場合には、自分で解体して指定されているサイズ以下にしなければいけません。
まとめかたなども自治体によって違うため、ルールに則っているか注意して処分しましょう。

リサイクルする

最近のリサイクルショップでは、さまざまな商品を扱っています。
仏具を扱っているショップなら、仏壇の買取や引き取りをしているケースがあるため処分先になるでしょう。
出張買取をしているところなら自分で運び出す手間もありません。

専門業者に依頼する

仏壇処分を専門とする業者があります。数は多くありませんが、リサイクルに近い形です。リサイクルショップとの違いは、扱いが仏壇専門で、古いものなら価値も同時に判断するところにあります。

問題は全国どこにでもあるわけではないことです。出張してくれることもあるため、事前に対応地域を確認してから依頼しましょう。

仏壇を処分するときの宗派の問題

仏壇の処分は、宗教的に見ると簡単ではありません。宗派によって扱いも異なるからです。
代表的なところでは、浄土真宗の場合、位牌や仏壇に魂は宿らないと考えます。
そのため、閉眼供養はおこないません。代わりに感謝を伝える遷座法要があります。

創価学会では、専門仏具店での処分を基本としますので、一般的には引き取ってもらえないことも珍しくありません。
専門業者になることから、一般的な相場より高めと考えておくといいでしょう。

仏壇を処分する際の注意点

仏壇を処分する際の注意点について解説します。
あとから大きなトラブルにならないようにしていきましょう。

まずは閉眼供養から

仏壇には魂が宿ると考えます。そのため、仏壇を設置する際に開眼供養する人も多いでしょう。その逆に当たるのが閉眼供養です。

魂を抜き、ただの家具に戻す作業ですが、宗派によっても違いがあります。
根幹にあるのは魂の考えかたで、見えない存在だからこそ違いが出てくるのです。

供養と名があるように、自分達の心の整理や感謝の気持ちという部分でも、閉眼供養は大切になります。

丁寧に扱う

仏壇が故人や先祖を祀るものである以上、丁寧に扱う必要があります。
感謝の気持ちにも通じる部分ですが、粗末な扱いはよくありません。
粗末に扱うと、罰が当たるといったこともありますが、それだけではないからです。

たとえば親類から仏壇を処分した話を聞いた時に、粗末な扱いをしていたらどう考えますか。
嫌な気分になるのは、故人や祖先を粗末に扱ったと感じるからです。

自分が仏壇を粗末に扱って処分すれば、他の誰かがそう思うかもしれません。
こういった可能性があるからこそ、最後までしっかりと対応しましょう。

扱いに関しては宗教的な観点もありますが、一般人としての社会的なマナーにもつながります。

中身はチェックしてから処分する

仏壇の中身は見える部分だけではありません。小物入れにはさまざまなものがしまわれます。
通帳や印鑑などの保管場所になることも珍しくありません。
その存在を忘れていることもよくあります。

長く使ってきたものになると、先代から引き継いできたため、これまでどのように扱われていたかわからないこともあるでしょう。
そうなると、仏壇の裏に大切なものが張り付けてある場合もあれば、引き出しの奥に何かしまわれていることも出てくるのです。

処分する際には、かなり細かくチェックが必要です。それも事細かにチェックしたほうがいいでしょう。

まとめ

仏壇の処分は簡単ではありません。
宗派にもよりますが、供養をしてから処分するのが一般的です。

処分に困ったときは、菩提寺や業者などに相談してから決めるとよいでしょう。

仏壇には魂が宿ると考えられています。
最後まで丁寧に扱い、処分する際は中身をしっかりと確認して、大切なものまで一緒に処分してしまわないように気をつけてください。

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