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この記事では、遺品整理で出てきたブランド品を売却する方法と注意点について、詳しく解説します。
ブランド品を高く売るコツも説明するので、これから行う方はぜひ参考にしてください。

遺品整理で出てきたブランド品の売却方法

遺品整理で出てきたブランド品は、種類や状態によっても異なりますが、高額での売却が期待できます。
ブランド品の売却方法について、メリットやデメリットと合わせて見ていきましょう。

ブランド買取専門店で売却

買取専門店の中でも、ブランド品を専門に扱っている業者に売るのは、高額での売却が期待できる方法です。

ブランドに関する知識豊富なプロが査定しているので信頼性が高く、納得できる価格で売却できます。
店舗によっては、宅配買取や出張買取にも対応しているため、手間や時間もかかりません。

ブランド買取専門店の場合は、その場で査定をしてすぐに現金を受け取れます。
査定のポイントや、査定額がついた理由を教えてもらえるため安心です。
また、買取額アップの交渉も行えます。

ただ、中には悪徳な業者も存在するため、店舗選びは慎重に行う必要があります。
複数の店舗に査定に出して、比較検討した上で選びましょう。

リサイクルショップで売却

リサイクルショップでは、ブランド品を含めた幅広い品物の買取に対応しています。
遺品整理で出てきた他の物もまとめて売却したい、という場合にもおすすめです。
店舗によっては、出張買取に対応しているところもあります。

ブランド買取専門店と同様に、その場で査定を行いすぐに現金が受け取れます。
さまざまなジャンルの不用品をまとめて売ることで、査定額のアップも期待できるでしょう。

ただ、査定するのはアルバイトの場合もあり、適切な額で売却できるとは限りません。
ハイブランドの品物であっても、適正価格を下回る可能性があります。

ネットオークションで売却

ネットオークションは、品物を欲しいと思った人が値段を付けるシステムです。
物によっては、相場以上の高値が付く可能性があります。
店舗に出向く必要がなく、ネット上で全てが完結できる方法です。

ブランドに関する知識やコメント力、商品を魅力的に見せる撮影技術があれば、高額で売れる可能性は充分にあります。
ブランドの相場価値を熟知している人にとっては、有利な方法だといえるでしょう。

ただ、いつ売れるかが不透明で、写真撮影など、出品するための手間がかかります。
また、値下げ交渉やその他のトラブルについて、全て自分で対応しなければいけません。

遺品整理専門業者に売却

遺品整理の専門業者の中には、遺品整理だけでなく、ブランド品の買取も行っているところがあります。
遺品整理と買取を別々に依頼するよりも、手間や時間をかけずに売却できる点がメリットです。

さらに、専門業者なら、遺品の仕分けから買取、処分まで一括で任せることができます。
自分で遺品整理をするのが難しい方にはおすすめの方法です。

ただし、業者によって買取価格が大幅に異なる場合があります。
また、遺品整理の費用も業者ごとに異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。

遺品整理で出てきたブランド品を売却する際の注意点

遺品整理で出てきたブランド品は、売却する際にいくつかの注意点があります。
トラブルを避けるためにも、事前にしっかりと把握しておきましょう。

遺言書を確認する

ブランド品のような高価な物は特に、分与の方法について遺言書に残されている場合があります。
売却する前には必ず遺言書を確認し、記載されている内容に沿って手続きを行いましょう。

遺言書は、民法で定めた要件が整っている法的な効力があるもので、相続に必要な重要書類です。
分与の方法が残されているにも関わらず勝手に売却すると、親族間のトラブルに発展する可能性があります。
対象となる遺品についての記載がないか、必ず確認しましょう。

親族の合意を得る

遺品を売却する前には、必ず親族の合意を得ることも大切です。
相続人に無断で売却手続きを進めると、もめごとにつながります。

遺産はもちろん、遺品についても法的な相続手続きが適用されるため、相続人への相談は不可欠です。
相続人全員の合意が得られるまでは売却せず、確認が取れた時点で手続きを進めましょう。

税金がかかる場合がある

国税局では、遺品の中でも、貴金属や高級時計など、1点あたりの売却価格が30万円を超える物は、課税対象になるとしています。
１点の売却価格が30万円以上の遺品を売ると譲渡所得の対象となり、税金を支払わなくてはいけません。

譲渡所得とは、特定の財産や権利など、故人から引き継いだ遺品を売却して得た利益のことです。
遺品のブランド品を相続してそのまま使うのであれば、相続税を支払うだけで問題ありません。

しかし、売却すると課税対象になります。
高価なブランド品については、税金のことも頭に入れた上で売却するか検討しましょう。

ブランド品を高く売るコツ

遺品で出てきたブランド品を高値で買い取ってもらえば、遺品整理にかかる費用の削減にもつながります。
ブランド品を高く売るにはコツがあるため、事前に理解しておくのがおすすめです。

なるべくキレイな状態にする

ブランド品を査定する上で、品物の状態は重要なポイントです。
査定に出す前には、キレイに掃除してから出しましょう。

少しの汚れであれば、クロスなどで軽く拭くとキレイになります。
細かい部分の汚れは、爪楊枝などを使うと効果的です。
バッグなどは中身も確認し、ホコリなどは掃除機を使ってキレイにしましょう。

ただ、革製品の場合は、水や薬品を使用するとシミになる可能性があるので、掃除をする際には注意が必要です。
また、ニオイが付いていると、価値が下がる可能性があります。
ニオイが気になる場合には、消臭スプレーなどを使って取っておきましょう。

付属品もまとめて買取に出す

ケースや箱、包装紙、保証書など、ブランド物に付いている付属品は、高く買い取ってもらうために役立ちます。
付属品がある場合には、まとめて査定に出しましょう。

ブランド物の付属品は、ロゴが入っていたり質の良い物が使用されているため、高い価値があります。
付属品がないことで、減額になる可能性もあるでしょう。

付属品が揃っていれば、査定額アップの交渉にも応じてもらえます。

売却時期のタイミングに気を付ける

ブランド品は、流行や季節も関係している場合が多く、売却時期のタイミングをはかることも大切です。
高値で売れる時期に売却するのも、重要なポイントです。

例えば、ファー素材のアイテムは冬場に需要が増えるため、秋ごろであれば高く売れるでしょう。
夏場に需要が増えるアイテムであれば、春ごろに売るのがおすすめです。

流行しているデザインや人気のブランド品であれば、先延ばしにしないですぐに売却しましょう。
売り時を考慮するだけでも、売却額はかなり変動します。

複数の店舗に査定依頼する

売却する際には、複数の店舗に査定依頼をして比較することも大切です。
複数の買取店の中から、最も高い査定額を出してくれたところを選びましょう。

ブランド品の買取価格は、査定士によって見方が異なるため、値段は一律ではありません。
店舗によっては、安く買い叩かれてしまう可能性もあります。

手間はかかってしまうものの、複数の買取店に見積りを依頼するのがおすすめです。

まとめ

遺品整理で出てきたブランド品は、ブランド買取専門店・リサイクルショップ・ネットオークション・遺品整理業者に売却するなどの方法があります。

ブランド品を売却する際には、遺言書を必ず確認し、親族に相談して合意を得る必要があります。
1点あたりの売却価格が30万円を超える物は、課税対象になることも覚えておきましょう。

ブランド品を高く売るには、なるべくキレイな状態にして、付属品も揃えて買取に出すのがポイントです。
流行や季節も関係しているため、売却時期のタイミングにも気を付けましょう。
複数の店舗に査定依頼をして、比較してみることも大切です。

ブランド品の売却に悩んでいるのであれば、遺品整理専門業者に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。

当社にご依頼いただければ、遺品整理士の資格を持ったプロが遺品の仕分けからブランド品の買取まで、責任を持って対応させていただきます。
特に買取には力を入れておりますので、貴金属・ブランド品はもちろん、アンティーク家具や本・CDなど幅広く買取可能です。
お気軽にご相談ください。