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遺品整理は自分でやるべき?スムーズに進める手順や注意点を徹底解説!
2025.02.20 遺品整理
遺品整理は亡くなった人との思い出と向き合う大切な時間です。
しかし「自分でやるべき?業者に頼む?」「そもそも遺品整理は自分でできるのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
遺品整理はただ遺品を片付けるのではなく、亡くなった人の想いとご自身の気持ちを整理する作業です。
そのため遺品整理の進め方やご自身の状況を理解したうえで、自分で行うかどうか決めるのが大切です。
<この記事でわかること>
・自分で行うメリット、デメリット
・遺品整理の事前準備や手順、注意点
・自分でできるか迷った場合にどうするか
大切な人との思い出をどう整理していくか、一緒に考えていきましょう。
遺品整理を自分で行うメリットとデメリット
遺品整理を自分で行う場合には、次のようなメリット・デメリットがあります。
<メリット>
・費用を抑えられる
・自分のペースで作業ができる
・思い出を振り返りながら整理できる
<デメリット>
・時間と手間がかかる
・精神的な負担がかかる
・不用品の搬出や処分が大変
費用を抑えつつゆっくり遺品整理を行いたい場合は、自分で行うのが良いでしょう。
しかし遺品の量が多かったり時間がないという場合は、自分で行うのは難しい可能性が高いです。
そのため業者に依頼することをおすすめします。
後ほど自分で行うか業者に依頼するか迷っている場合の判断基準をご紹介しますので、迷っている方は参考にしてみてください。
遺品整理を自分で始める前に確認すべき5つのこと
遺品整理を自分で行う場合は、作業を始める前にいくつか確認が必要です。
ここでは遺品整理を始める前に確認すべき5つのことをご紹介します。
遺言書、エンディングノートを確認する
遺言書やエンディングノートは作業前に必ず確認しましょう。
遺言書やエンディングノートは亡くなった人の要望が記載されています。
そのため遺言書やエンディングノートは、遺品整理の指針になります。
特に遺言書には法的効力があり、遺言書を確認せずに遺品整理をすると
・法的責任を問われる可能性がある
・相続トラブルが発生する
といったリスクがあるため注意が必要です。
当社では遺品整理作業以外にも、弁護士などの専門家との連携があり相続などのサポートもしております。
遺品整理や遺言書の取り扱いに悩んでいるという方は、ぜひ当社へお気軽にご相談ください。
家族や親族と話し合う
遺品整理について家族や親族と話し合うことも大切です。
「相続や遺品はどうするか」「遺品整理をどう進めるか」など決めず、勝手に作業を始めてしまうとトラブルになりやすいです。
場合によっては裁判に発展することもあるため注意しましょう。
遺品整理は家族や親族全員で決めるべき内容が多いです。
相続や遺品整理の進め方は家族や親族と十分に話し合い、納得したうえで決めてください。
話し合いの際には、「そんな話は聞いてない」と後からいわれないように議事録などを残しておくことをおすすめします。
スケジュールを決める
遺品整理は時間がかかるケースが多いです。
効率的に遺品整理を行うためにも、スケジュールを決めてから作業を始めましょう。
自分で行う場合はどれくらいかかる?
自分で作業を行う場合の作業日数は、一般的に1日~数週間必要です。
<間取り別の日数(例)>
・ワンルーム:3日~1週間
・一軒家:1週間~1ヵ月
ただし、遺品の量や種類、家の状態や作業人数により必要な日数は大きく変動します。
遺品の量が多かったり亡くなった人の家が遠方の場合は1年以上かかる可能性もあるため、計画的に進めましょう。
スケジュールの決め方
スケジュールを決める際は、「作業開始時期の決め方」と「スケジュールの立て方」のポイントを押さえることが重要です。
<作業時期の決め方のポイント>
・期限がある手続きを確認し間に合うようにする
・家族や親族が動きやすい時期
・不用品が処分しやすいタイミング
・屋外で作業しても快適な時期
<スケジュールの立て方のポイント>
・参加者、ゴミの回収日に合わせて工程を決める
・整理する物の優先順位を決める
・作業を細かく分ける(1日単位など)
・1週間程度の余裕を持たせる
必要な道具を準備する
遺品整理を効率的に行うためには、必要な道具を事前に準備することも大切です。
カテゴリー毎に必要な道具をご紹介しますので、参考にしてみてください。
<仕分けや物の整理で必要な道具>
・段ボール、ガムテープ
・ゴミ袋
・マスキングテープ、ラベルシール
・マジックペン、メモ用紙
・ファイル、クリアケース
・ハサミ、カッター
・ゴム手袋
・マスク
・スリッパ
<清掃や片付けに必要な道具>
・ほうき、ちりとり
・掃除機(電気が使える場合)
・雑巾
・汚れを落とす洗剤
<搬出や運搬に必要な道具>
・台車
・養生テープ
・結束バンドなど固定する物
<その他特殊な場合に必要な道具>
・工具(家具の解体など)
・害虫駆除スプレー(害虫が発生している場合)
・懐中電灯(電気が通っておらず部屋が暗い場合)
処分方法を確認する
不用品の処分方法も事前に確認しておくと、作業をスムーズに進められます。
処分方法は不用品により異なります。
作業しながら処分方法を確認していると、その都度手が止まってしまい作業が進みません。
また不用品の種類によっては一般ゴミで捨てられず、粗大ゴミの予約が必要など即日処分できない場合もあります。
事前に処分方法を調べておくと、作業を止めることなくスムーズに遺品整理が進むのです。
遺品整理を自分で行う6つの手順
ここでは遺品整理を自分で行う場合の手順をご紹介します。
効率的に行うポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.仕分けのルールを決める
まず遺品をどう仕分けるか、ルールを決めます。
ルールを決めず手あたり次第に作業してしまうと、作業が進まず時間だけが過ぎてしまうため注意が必要です。
ルールを決める場合は
・手続きに必要な物は期限までに仕分ける
・大型家具、家電は人が多いときにする
など、スケジュールに合わせると決めやすくなります。
その際に仕分ける順番や「残すか手放すか」の基準も決めておきましょう。
●効率的に行うポイント●
仕分ける順番を決める場合、思い出の物は最後にするのがおすすめです。
思い出の物は感情的になり時間がかかりやすいため、ゆっくり仕分けると良いでしょう。
2.貴重品や重要な書類を探す
貴重品や重要な書類は手続きに必要のため、最初に探すことをおすすめします。
<貴重品や重要な書類の具体例>
・現金や通帳
・印鑑
・貴金属
・証券
・骨董品
・身分証明書
・保険や年金の書類
・土地の権利書
・利用サービスの契約書 など
●効率的に探すポイント●
貴重品や重要な書類は、金庫や鍵がついている引き出しに保管されている可能性が高いです。
そのため金庫や鍵がついている引き出しは、優先的に探すと良いでしょう。
なかなか見つからない場合は、亡くなった人がよく使っていた場所を探すのもおすすめです。
3.遺品を仕分ける
遺品の仕分けは「いる」「いらない」「保留」の3つで仕分けると、作業をスムーズに進められます。
「いる」「いらない」のみで仕分けると、迷った場合に手が止まってしまい時間がかかってしまいます。
「保留」があることで迷った場合でも手を止めず仕分けができるのです。
ただし「保留」をそのまま放置してしまっては、遺品整理が終わりません。
そのため「保留」は保管期間を決めたり、再度仕分けるなどルールを決めておきましょう。
●効率的に仕分けるポイント●
思い出の物の仕分けは、思い出がよみがえり感情的になりやすいです。
そのため他の物より仕分けに時間がかかる場合があります。
思い出の物は無理に整理すると後悔する可能性があるため、焦らずゆっくり整理しましょう。
写真やデータに残したりリメイクするなど活用すると整理しやすくなりますよ。
4.不要な遺品を処分する
遺品の仕分けが終わったら、不要な遺品は処分しましょう。
<不要な遺品の処分方法(例)>
・自治体のゴミ回収や粗大ゴミに出す
・リサイクルショップに売る
・フリマアプリやオークションサイトに出品する
・自治体やNPOに寄付する など
●効率的に処分するポイント●
遺品が多く不要な物も多い場合は、遺品整理業者を活用するのがおすすめです。
遺品整理業者の中には、遺品の買取を行っている場合があります。
遺品の整理と同時に買取も依頼できれば、効率的に遺品の処分が可能です。
当社は遺品整理はもちろん、遺品の買取も得意です。
遺品の買取は査定が難しいため、査定価格が低く設定されているケースもあります。
しかし当社では100人以上の高度な買取業者とのネットワークを持っているため、査定が難しい物も適正価格での買取が可能です。
遺品整理から遺品の買取まで効率的に行いたいという方は、ぜひ当社にご相談ください。
5.家を清掃する
不要な遺品の処分も終わり家の中がスッキリしたら、家の中を清掃しましょう。
遺品整理後の家は、思っている以上にホコリや汚れがあります。
ホコリや汚れは「上から下」「奥から手前」の順でキレイにすると良いでしょう。
●効率的に清掃するポイント●
清掃を効率的に行うためには、「事前の準備」と「人の確保」が大切です。
先ほどご紹介した「清掃や片付けに必要な道具」を事前に準備し、家族や親戚を集めて役割分担を決めて行うと良いでしょう。
人の確保ができない場合は、業者に依頼するのもおすすめです。
6.法的な手続きを行う
法的な手続きは忘れずに行いましょう。
期限がある場合は、他の作業が途中でも手続きを優先して行ってください。
<法的な手続き一覧(例)>
・死亡届、火葬許可申請(死後7日以内)
・相続
・携帯電話やクレジットカード、サブスクなどの解約
・保険金や年金の請求
・公共料金の解約
・未払いの税金の清算
・車や不動産、保険などの名義変更
●効率的に行うポイント●
法的な手続きは普段関わる機会が少ないため、手続きを忘れてしまう可能性が高いです。
そのため「どんな手続きがあるか」「何をしなければならないか」を事前にリスト化し、やることリストとして残しておくのがおすすめです。
遺品整理を自分で行う際の3つの注意点
遺品整理を自分で行う場合、注意点がいくつかあります。
ここでは遺品整理を自分で行う際の3つの注意点をご紹介します。
勝手に処分しない
遺品を勝手に捨ててはいけません。
家族や親族と話し合いをせず勝手に捨ててしまうと、さまざまな問題に発展する可能性が高いです。
<勝手に処分すると起こる問題(例)>
・相続トラブル
→法的な争いに発展したり、財産の正確な評価ができなくなる
・違法になる
→遺言書に指示があるのに勝手に捨ててしまうと違法行為になる
・残すべき物を誤って処分してしまう
→貴重品や重要な書類まで一緒に捨ててしまう可能性がある
・不法投棄とみなされる
→適切な処分方法を知らずに勝手に捨ててしまうと、不法投棄とみなされる場合がある(不法投棄は5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金)
遺品を勝手に捨てるのはさまざまなリスクがあります。
そのため遺品は勝手に捨てず、家族や親族と話し合いながら慎重に進めましょう。
作業は近隣に配慮する
遺品整理を自分で行う場合は、近隣に配慮して作業しましょう。
特にマンションや住宅密集地はゴミ出しや騒音などでトラブルに発展する可能性が高いため注意が必要です。
近隣への配慮は次の5つに注意して行うと良いでしょう。
・作業前に近隣住民に一言伝える
→口頭での挨拶が難しい場合は、メモや手紙をポストに入れておく
・作業時間を考慮する
→10~17時で作業をする(お昼12~14時は控えめにする)
・音が大きくなる作業は日程を分けて行う
→家具や家電の解体など
・ゴミは分けて出す
→大量に出すと近隣の迷惑になる
・作業後にお礼を伝える
→作業完了を伝えると印象が良くなる(今後の近隣トラブル防止にもつながる)
無理のない範囲で行う
遺品整理は心身共に負担の多い作業です。
そのため作業は無理のない範囲で行いましょう。
自分で行う場合、遺品の整理から搬出、清掃まですべて自分で行う必要があります。
家具や家電の搬出は体力が必要です。
また屋外の作業になる場合もあり、作業時期によっては身体の負担が大きくなります。
さらに遺品の整理は心の負担が大きく、つらい作業になることも少なくありません。
そのため無理をせず、できる範囲で行うことをおすすめします。
当社では遺品整理の負担を減らせるよう、さまざまなサービスを提供しております。
基本サービス | オプション |
・遺品の仕分け ・貴重品の確保 ・遺品の買取 ・不用品の搬出、処分 ・簡易清掃 ・遺品の供養 |
・物置などの解体 ・形見分けの発送 ・ハウスクリーニング ・庭木の剪定 ・相続、不動産の相談 ・解体、リフォーム ・グリーフケア ・庭石などの撤去 ・大型金庫の搬出 |
遺品整理は無理をする作業ではありません。
少しでも不安があったり難しいと感じる場合は、ぜひ当社へご相談ください。
さまざまなサービスだけでなく、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。
遺品整理を自分で行えるか迷ったら
遺品整理を自分で行うべきか迷うという方も多いのではないでしょうか。
ここでは自分でできるケースとできないケースをご紹介しますので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
自分でできるケース
費用を抑えたい場合は自分で整理したいと考える方が多いでしょう。
作業を自分たちで行っても1~3日程度で終わるような規模であれば、自分で作業をするのが現実的です。
他にも次のような場合は、遺品整理を自分で行うことが可能です。
<自分でできるケース(例)>
・遺品の量が少ない
・作業人数を確保できる
・体力、時間に余裕がある
・遺品の大半が処分しやすい物(自治体のゴミ回収で処分できる)
・遺品の整理を負担に感じない
業者に依頼するべきケース
業者に依頼すると費用が発生しますが、時間や労力の大幅な削減ができます。
また業者によっては遺品の買取や弁護士などとの連携もあり、効率的な作業が期待できるのも業者に依頼するメリットといえるでしょう。
次のような場合は、業者に依頼することをおすすめします。
<業者に依頼するべきケース(例)>
・遺品の量が多すぎる
・ゴミ屋敷状態になっている
・大型家具や家電が多い
・相続などが複雑
・体力に自信がない
・精神的につらい
・早急に整理する必要がある
業者に依頼する場合の費用相場や選び方をご紹介
業者に依頼する場合、費用や業者の選び方など気になりますよね。
ここでは業者に依頼する場合の費用相場や選び方のポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。
費用相場
遺品整理を業者に頼んだ場合の費用は、間取りで大体の相場が決まります。
ただし遺品の量や依頼内容により費用は大きく変動します。そのため相場は参考程度と考えてください。
正確な費用が知りたい方は、業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
間取り | 費用相場 | 所要時間 |
1R・1K | 3~10万円 | 1~3時間 |
1DK | 5~13万円 | 2~6時間 |
1LDK | 8~20万円 | 2~6時間 |
2LDK | 13~30万円 | 2~8時間 |
3DK・3LDK | 20~50万円 | 4~12時間 |
4LDK | 22~60万円 | 6~15時間以上 |
費用の抑え方
業者に依頼する場合、可能であれば費用を抑えたいですよね。
費用を抑えるポイントは4つです。
<費用の抑え方>
・複数社に相見積もりをとって比較する
・自分でできる範囲は整理しておく
・買取も対応している業者を選ぶ
・見積もり無料の業者に見積もり依頼する
当社は見積もり無料、見積もり後に追加料金も発生しません。
「費用感が知りたい」「業者を探している」という方は、ぜひ当社へお気軽にご相談ください。
選び方のポイント
業者の中には悪徳業者もいるため、業者選びは大切です。
業者を選ぶ際は、次の5つのポイントを確認してみてください。
<業者を選ぶポイント>
・遺品整理士のスタッフがいる
・許可証を持っている、または持っている業者と提携がある
・サービスが充実している
・見積もりがわかりやすく、説明が丁寧
・口コミや実績を確認する
まとめ
遺品整理は、亡くなった人の想いとご自身の気持ちを整理する大切な作業です。
遺品整理を自分で行うか業者に依頼するかは、遺品の量やご自身の状況を踏まえて判断しましょう。
遺品整理を自分でできるか迷った場合は、遺品整理業者などの専門家に相談するのがおすすめです。
当社は見積もり無料、遺品整理から相続などの法律に関することまで幅広くご相談を受け付けております。
また当社は全スタッフが遺品整理士の資格を持っており、遺品整理士認定協会から優良事業所認定も受けております。
豊富な知識と経験を活かし遺品整理を丁寧にサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。