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遺品整理にかかる期間はどれくらい?長引いてしまう理由と注意点
2024.08.28 遺品整理
この記事では、遺品整理にかかる期間はどれくらいかについて、詳しく解説します。
遺品整理が長引いてしまう理由と注意点、遺品整理が終わらない場合のおすすめの方法も説明するので、これから行う方はぜひ参考にしてください。
遺品整理にかかる期間はどれくらい?
遺品整理にかかる期間は、遺品の量や作業員の人数、住居の形態などによって大きく異なります。
例えば1人暮らしのワンルームの場合は、1週間ほどあれば完了するでしょう。
遺品の量にもよりますが、毎日少しずつ作業をしたとしてもそれほど時間はかかりません。
一軒家の場合は、たとえ遺品が少なくても、2週間ほど見ておく必要があります。
一軒家といっても広さや部屋数には大きな差があり、1ヶ月、中には1年以上かかる場合もあるでしょう。
遺品整理にかかる期間を短くするには、計画的に進めることが最も重要です。
遺品の量は見た目以上に多いため、人手を確保して複数人で取り組む必要があります。
必要な道具を準備し、ゴミの処分方法についても事前に考えておきましょう。
遺品整理が長引いてしまう理由
遺品整理は、想像以上に大変な作業であり、なかなか進まないことに悩んでいる人は少なくありません。
遺品整理が長引いてしまう理由について、詳しく見ていきましょう。
気持ちの整理がついていない
遺品整理は、故人が亡くなってからまだ日が浅い時期に行う場合がほとんどです。
気持ちの整理がまだついていないためになかなか手につかず、長引いてしまう場合があります。
無理に作業を進めていても、思い出の品を見つけるとつい手が止まってしまうものです。
いつかは片付けなければいけないとわかっていても、思い入れのある物を処分するのは罪悪感があります。
思い出が詰まっている物を捨てられないこともあり、スムーズに進みません。
遺品の量が多すぎる
遺品の量が多すぎるのも、長引いてしまう理由の1つです。
量が多いばかりに、どこから手を付けていいのか分からない状態では、なかなか手が動きません。
ある程度の量の遺品であれば、作業を進めていくうちに先が見えてきます。
整理のイメージが付いてくれば、スピードも上げられるでしょう。
しかし、大量の遺品を目の前にしては、少しずつ手を動かしてもなかなか先が見えてきません。
時間と手間がかかるばかりで作業が終わらず、長引いてしまうものです。
処分方法がわからない
遺品の多くは、ゴミや不用品として処分する必要があります。
しかし、処分方法がわからないと、つい後回しになり遺品整理が終わりません。
ゴミや不用品の処分方法は、自治体によって異なります。
中には、ゴミの分類方法に迷ってしまう物が出てくる可能性もあるでしょう。
ゴミは指定した日に出す必要があり、分別を間違えると回収してもらえない場合もあります。
回収されずに放棄されると、近隣に迷惑がかかりトラブルに発展するかもしれません。
処分方法が分からずに、作業がなかなか進まないケースも多々あります。
故人の家が遠い
故人の家が遠いと、移動するだけでもかなりの時間がかかります。
場合によっては費用も必要となり、スムーズに遺品整理を進めるのは難しいでしょう。
遺品整理は、どうしても時間がかかる作業であり、1日で終わるものではありません。
遠方であれば、頻繁に行くこともできないでしょう。
遺品整理をする日が空いてしまうのも、また一から作業を進めることになり、長引く原因の1つです。
遺品整理が長期間になってしまう時の注意点
遺品整理は、遺品の種類や手続きによっては、長引くことで思わぬトラブルに発展する場合もあります。
長期間になってしまう時の注意点について、事前に理解しておきましょう。
期限のある物を理解し優先する
遺品整理には、決められた期限はありません。
しかし、その後の相続や税金に関する手続きに期限があるため、注意しなくてはいけません。
期限があるのは、以下の手続きです。
・相続放棄をするかどうかの決定
・所得税の準確定申告
・相続税の申告
相続放棄は、亡くなってから3ヶ月以内に決定する必要があります。
故人に借金が多かった場合には、相続放棄をしないと相続人が借金を返さなくてはいけません。
期限を過ぎると専門家に依頼する必要が出てくるため、3ヶ月以内に決定しておきましょう。
故人が所得税を申告していた場合は、必要があれば亡くなった人の代わりに行う確定申告(準確定申告)をしなくてはいけません。
申告期限は、相続から4ヶ月以内と決められています。
相続税は、亡くなってから10ヶ月以内に申告しなくてはいけません。
法律で決められた金額を超えた場合に発生するものであり、放置しているとペナルティの税金が課せられます。
期限がある手続きについて理解し、優先的に進めましょう。
特定空き家を放置しない
故人が独り暮らしだった場合には、特定空き家に指定される前に、早めに遺品整理を行って対策を取る必要があります。
特定空き家とは、「空家等対策の推進に関する特別措置法」の定義に当てはまる空き家のことで、放置すると自治体の指導が入る場合があります。
特定空き家を放置すると、固定資産税が増えたり、50万円以下の過料が課せられる場合もあります。
特定空き家を放置しないように、早めに遺品整理をして適切な対応を取りましょう。
賃貸物件の契約内容を確認する
故人が賃貸物件に住んでいた場合には、遺品整理を早めに終わらせなくてはいけません。
長期間になってしまうと、家主や管理会社とのトラブルに発展する可能性があります。
賃貸借契約書を確認して、家賃や退去日・違約金などを把握した上で、早急に整理を進めましょう。
また、孤独死した場合などは、特殊清掃が必要なケースもあります。
長く放置しておくと、その分汚れが染みついてしまう可能性があり、早めに対処すれば、できる限り現状回復に近い状態に戻せます。
不明点などは家主や管理会社に確認し、トラブルを防ぎましょう。
遺品整理が終わらない場合は専門業者への依頼がおすすめ
遺品整理は、量が多い場合には特に、手間と時間がかかります。
遺品整理が終わらない場合は、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
遺品整理士が在籍している専門業者であれば、遺族に寄り添った丁寧な対応で作業を進めてくれます。
遺品の仕分けや処分、買取、ハウスクリーニングなど、遺品整理に関する幅広い作業に対応しているところも特徴です。
効率的かつ適切な整理を行ってくれるので、負担も軽減できます。
遺品整理をスムーズに終わらせてトラブルを避けるためにも、まずは気軽に相談してみましょう。
まとめ
遺品整理は、遺品の量や作業員の人数、住居の形態などによってかかる期間が大きく異なります。
ワンルームの場合は1週間ほど、一軒家であれば1ヶ月、中には1年以上かかる場合もあります。
遺品整理が長引いてしまうのは、気持ちの整理がまだついていない、遺品の量が多すぎる、処分方法が分からない、などの理由があります。
その他、故人の家が遠い場合も、なかなか作業が進まない大きな原因の1つです。
遺品整理が長期間になってしまう時には、手続きの期限がある物を理解して、優先して取り組むことが大切です。
特定空き家に指定される前に、早めに遺品整理をして対策を取りましょう。
賃貸物件に住んでいた場合には、契約内容を確認した上で家主や管理会社に相談し、早急に整理を進める必要があります。
遺品整理が終わらない場合は、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
当社にご依頼いただければ、遺品整理士の資格があるスタッフが、ご遺族に寄り添った対応で丁寧に作業を進めさせていただきます。
遺品の仕分けや買取など幅広い対応をしておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。