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遺品整理で出てきた切手は売れる?価値のある切手の見極め方と売却方法
2024.09.04 遺品整理
この記事では、遺品整理で出てきた切手は売れるのか、詳しく解説していきます。
価値のある切手の見極め方や売却方法、価値のない切手はどうすればいいのかについても説明するので、困っている方はぜひ参考にしてみてください、
価値のある切手の見極め方
切手の中には価値のある物もあり、思ったよりも高い価格で買い取ってもらえることもあります。
ここでは、価値のある切手を見極める方法として、高値での売却が期待できる代表的な切手8種類を紹介します。
普通切手
普通切手は、通常郵便に使われている切手のことです。
明治時代や大正時代、昭和初期の物は、高値での買取りが期待できます。
保存状態が良くて未使用の物であれば、さらに高価買取が期待できるでしょう。
1枚ずつ切り離された状態のバラ切手よりも、同じ額面の切手がシート状になったシート切手のほうが高値で買い取りしてもらえます。
記念切手
記念切手は、オリンピックや万博など、国の重要な行事を記念して発行された切手のことです。
販売期間や販売郵便局、発行枚数などが限られていることから、希少性が高くて価値があります。
明治時代や大正時代、昭和30年よりも前の昭和時代に発行された物は、現存している数も少なくコレクターに人気です。
また、記念切手の中でも、郵便局のキャンペーンや文化財の紹介などが目的で発行された特殊切手も、希少な物は高額になるでしょう。
シリーズになっている切手もあり、シリーズが揃っている場合には、買取額のアップが期待できます。
航空切手
航空切手は、航空郵便用の切手で、現在は発行されていません。
発行期間が短くデザインが限定されていることからも、価値の高い切手です。
古い時代の物、かつ、シート切手は特に希少価値があり、買取価格が高くなる可能性があるでしょう。
沖縄切手
沖縄切手は、沖縄がアメリカ軍によって占領されていた時代に発行されていた、切手の総称です。
発行された年代によっては、「琉球切手」とも呼ばれています。
沖縄特有の独特なデザインが人気で、アメリカの通貨であるドルやセントが表記されているところも特徴です。
コレクターの間では人気が高く、バラ切手でも高値で取引されています。
年賀切手
年賀切手は、年賀状に貼る切手として発行された、特殊切手の一種です。
年賀状の景品のお年玉切手シートもあり、昭和初期の物は高い価値があります。
年賀切手の中でも特に人気が高いのは、年賀切手として日本で初めて発行された「富士山」です。
お年玉切手シートも、美品であれば高値で買い取ってもらえます。
見返り美人切手(切手趣味習慣)
見返り美人切手は、1947年から毎年のように発行されている「切手趣味習慣」のシリーズの1つです。
浮世絵を切手にした種類は、非常に珍しく価値があります。
当時は茶色の一色刷りの印刷でしたが、その後、単色刷りとフルカラー刷りの両方が発行されています。
ただ、最も人気が高く価値があるのは、1948年に発行されたオリジナルの物です。
中国切手
中国切手は、中国で発行された切手のことです。
デザインの美しさと希少性から、コレクターの間では高い需要があります。
中国で初めて発行された年賀切手で発行枚数が少ない「赤猿」は、バラ切手でも高値で取引されています。
その他、特定のシリーズ切手もあり、どれも人気です。
外国切手
外国切手は、外国で発行された切手のことです。
数ある外国切手の中でもイギリスの物は歴史が古く、価値が高い切手が多数あります。
外国切手は、種類も国も実にたくさんあり、価値もさまざまです。
業者によっても評価が異なるため、複数の業者に査定依頼をしてもらうことをおすすめします。
遺品整理で出てきた切手を売却する方法
遺品整理で出てきた切手を売却するには、買取専門店・金券ショップ・個人間取引の3つの方法があります。
それぞれの売却方法について、メリットやデメリットと合わせて詳しく見ていきましょう。
買取専門店で売却
買取専門店では、切手の買取にも対応しています。
切手の価値をしっかりと見出してくれる専門知識を持った査定士が在籍しているため、高い金額での買取りが実現できるでしょう。
価値が見極めづらい切手についても、適正な価格で買い取ってもらえます。
多くの買取専門店では、店舗での買取はもちろん、宅配や出張での買取にも対応しています。
無駄な手間を省いて、スムーズに売却ができるところもメリットです。
ただ、専門店によって評価が異なる可能性があり、中には悪徳な業者も存在しています。
利用する際には、事前に業者の評価を確認した上で、信頼できるところを選びましょう。
金券ショップで売却
交通機関やコンサートのチケットなどを取り扱っている金券ショップでも、切手の買取に対応しています。
ショップの数も多く、気軽に利用できるところも特徴です。
ただ、金券ショップの場合は、額面の何割かの価格で買い取るのが一般的です。
買取専門店とは異なり、額面より高い金額では買い取ってもらえません。
価値の高いプレミア切手であっても、額面よりも安い価格になることを理解しておきましょう。
個人間取引で売却
ネットオークションやフリーマーケットを利用して、業者を通さずに個人間で売却する方法もあります。
切手を収集しているコレクターも多く、相場以上の高値で売却できる可能性もあるでしょう。
ただ、オークションやフリーマーケットに出品するには、取引に必要な全ての作業が必要となり、手間と時間がかかります。
クレームなどのトラブルが起きた場合も、自分で処理する必要があります。
また、未使用の普通切手は、金券とみなされるため出品はできません。
コレクター向けの希少な古切手や外国切手、使用済みの切手のみ出品できることを頭に入れておきましょう。
価値のない切手はどうする?
価値のない切手は、買取業者に持ち込んでも高額で売ることはできません。
価値のない切手の処分や消費方法について、いくつか説明します。
ゆうパックの支払いに使用する
価値のない切手は、郵便局からゆうパックを出す時の支払いに使用できます。
手数料などはかからず、不足分は現金を支払えば問題ありません。
荷物の発送方法にゆうパックを選んで切手を使用すれば、効率良く消費できます。
多くの切手がある場合は、全て消費するまでに時間がかかりますが、お得な方法だと言えます。
年賀はがきと交換する
切手は、年賀はがきと交換できます。
年賀状を書く習慣がある人にとっては、無駄のない方法です。
ただ、年賀はがきと交換する場合には、交換手数料がかかることを覚えておきましょう。
大量の切手を消費するには、時間がかかる可能性もあります。
知人や友人に譲る
切手を使う習慣がある知人や友人に譲るのも、1つの方法です。
現金に換えられるのはもちろん、喜んでもらえます。
知人や友人に譲る場合は、額面よりも安い価格で提供するのが一般的です。
額面以下となるため損はしてしまうものの、無駄なく処分ができます。
ボランティア団体へ寄付する
価値のない使用済みの切手の場合は、ユニセフやNPO法人などのボランティア団体に寄付もできます。
社会貢献ができることでもおすすめの方法です。
その他、スーパーや商業施設などでは、切手の回収ボックスを設置してあるところがあります。
切手を投函すれば、何かしらのボランティア団体に寄付されます。
まとめ
遺品整理で出てきた切手は、価値のある物であれば高値での買取りも期待できます。
高値での売却が期待できる代表的な切手には、普通切手・記念切手・航空切手・沖縄切手・年賀切手・見返り美人切手・中国切手・外国切手の8種類があります。
未使用で保存状態が良く、同じ額面の切手がシート状になったシート切手であれば、さらに高額買取が期待できるでしょう。
切手を売却するには、買取専門店・金券ショップ・個人間取引の3つの方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、事前に理解した上で自分に合った方法を選びましょう。
また、価値のない切手を消費や処分するには、ゆうパックの支払いに使用したり、年賀はがきとの交換、知人や友人に譲る方法があります。
使用済みの切手は、ボランティア団体への寄付も可能です。
遺品整理で出てきた切手の取り扱いに困っているのであれば、専門業者への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
当社にご依頼いただければ、切手の価値をしっかりと見極めて、ご満足いただける金額での買取をいたします。
遺品の仕分けや他の遺品の買取など幅広く対応しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。