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遺品整理で出てくる個人情報の種類と処理方法を解説!大量にある場合は?
2024.08.12 遺品整理
この記事では、遺品整理で出てくる個人情報の種類と処理方法について、詳しく解説します。
大量にある場合におすすめの、スムーズかつ適切に処理する方法も説明するので、これから行う方はぜひ参考にしてください。
遺品整理で個人情報の処理が重要な理由
遺品整理で出てきた個人情報がわかる物は、流出するとトラブルや犯罪に巻き込まれる危険性があります。
個人情報は法的な要件も含まれているため、適切に処理しなくてはいけません。
故人の電話番号やSNSなどに残した情報が漏洩すると、架空請求詐欺に狙われる可能性があります。
SNSの乗っ取りやなりすましの被害も少なくありません。
また、クレジットカードを解約しないままでいると、情報を抜き取られて不正利用される恐れがあります。
サブスクなどの有料オンラインサービスも、解約しなければ毎月料金を支払い続けなくてはいけません。
個人情報を放置しておくと、さまざまな被害に合うリスクが非常に高まります。
個人情報の保護に充分に注意を払い、適切な処理を行うことが大切です。
遺品整理で出てくる個人情報の種類
個人情報の種類にはどのような物があるのか、適切な処理をするためにも事前に理解しておくと安心です。
遺品整理で出てくる個人情報の種類について、詳しく見ていきましょう。
公的な書類
公的な書類は、主に以下の物があげられます。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
・保険証
・後期高齢者医療被保険者証
・介護保険被保険者証
・障がい者手帳
・印鑑登録証
個人情報の中でも、最も悪用される可能性が高いのが公的な書類です。
さまざまなサービスについて、契約を結ぶために使用できる効力もあります。
故人だけでなく、遺族にも被害をもたらす危険性があるため、厳重に管理しなくてはいけません。
クレジットカード
クレジットカードは、そのまま放置していると年会費を請求されます。
また、不正利用される可能性もあるため注意が必要です。
契約している会社など、クレジットカードに関する情報を事前に把握しておくと安心できます。
デジタル遺品
スマホやパソコンなど、インターネット上にある情報のデジタル遺品には、特に気を付けなくてはいけません。
デジタル遺品は、主に以下の物があります。
・SNS、オンラインゲームのアカウント
・サブスクサービス、各種有料サービスのアカウント
・ネットショッピングのアカウント
・インターネットバンキング
・ネット証券口座
・仮想通貨、FXの取引口座
・パソコンやスマホに保存された写真や動画
・メールの履歴
近年では、ネットで銀行振込や投資を行っている人も多く、データにも多くの個人情報が残されています。
犯罪に悪用されるケースも多く、デジタル遺品の処理は重要です。
個人情報を処理する方法
個人情報は、種類によって処理方法が異なるため注意が必要です。
適切な処理方法について理解しておけば、トラブルや犯罪などのリスクが回避できます。
公的な書類
公的な書類は、種類によって手続きをする窓口が異なります。
種類別の手続き方法について、理解しておくのがおすすめです。
運転免許証
運転免許証は、警察署または運転免許センターに行って返納します。
故人の運転免許証と合わせて、死亡診断書などの死亡を証明する書類と、届出人の身分証明書が必要です。
特に期限はありませんが、落ち着いたら早めに手続きを行いましょう。
パスポート
パスポートは、都道府県のパスポートセンター、または、旅券事務所に行って返納します。
故人のパスポートと合わせて、死亡診断書などの死亡を証明する書類と、届出人の身分証明書が必要です。
特に期限はありませんが、落ち着いたら早めに手続きを行いましょう。
マイナンバーカード・保険証・後期高齢者医療被保険者証・介護保険被保険者証・障がい者手帳・印鑑登録証など
それぞれ、故人が住んでいた市町村役場の担当窓口に行って返納します。
国民健康保険・後期高齢者医療被保険者証・介護保険被保険者証は、死後14日以内が期限です。
会社に勤めていて社会保険に入っていた場合は、勤務先へ必要な物を確認した上で、死後5日以内に返納します。
障がい者手帳・印鑑登録証は特に期限はありませんが、落ち着いたら早めに手続きを行いましょう。
手続きには、それぞれの書類と合わせて、死亡診断書などの死亡を証明する書類と、届出人の身分証明書や印鑑などが必要です。
クレジットカード
クレジットカードは、各クレジットカード会社のサポートセンターに連絡して、解約の手続きを進めます。
未払いなどがないかも、合わせて確認しておくと安心です。
解約するのに期限はありませんが、そのまま放置しておくと年会費が請求され、不正利用される危険性があります。
できるだけ早く手続きを行い、解約後のカードは細かく切ってから捨てましょう。
デジタル遺品
デジタル遺品は、正しく処理をしないと情報が漏洩する可能性があります。
エンディングノートなどに情報が残されていない場合には、見つけ出して整理した上で、確実に処理をしなければいけません。
サービスごとの主な処理方法を、しっかりと理解しておきましょう。
SNS、オンラインゲームなどのアカウント
SNSやオンラインゲームなどのアカウントは、解約をして、個人情報を抹消したりデータを削除します。
SNS上で交流がある人に関しては、亡くなったことを知らない可能性もあるでしょう。
訃報を伝えた上で、一定期間が経過した後に削除するのも1つの方法です。
サブスクサービス・各種有料サービス・ネットショッピングなどのアカウント
サブスクサービスなどの定額料金がかかるサービスは、速やかに解約しましょう。
ネットショッピングなども含めて、アカウント情報にはクレジットカードの情報なども残されている場合がほとんどです。
登録している全てのサービスについて、解約やアカウントを削除しておくと安心です。
インターネットバンキング・ネット証券口座・仮想通貨、FXの取引口座など
各サービスの専用窓口に連絡し、口座解約の手続きを進めます。
金融関係のデジタル遺品は、金額によっては相続税の申告にも影響します。
多くの口座があり高額な場合は、相続トラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。
口座がどこにいくつあるのか、全てを把握してまとめて書き出しましょう。
パソコンやスマホに保存された写真や動画・メールの履歴など
パソコンやスマホ内にある写真や動画、メールの履歴などの情報は、初期化するだけでは完全にデータは消えません。
初期化を行っても、メモリやハードディスクに情報が残っているため、抜き取られる可能性があります。
専用のデータ消去ソフトの使用や、データ消去サービスを行っている専門業者に相談して、適切な処理を行ってから破棄しましょう。
大量にある場合は専門業者への依頼がおすすめ
遺品整理を行う上で、個人情報の処理は重要であり、種類によって方法も異なります。
さまざまな種類の個人情報が残されている場合は特に、自分1人で完璧に行うのは難しいかもしれません。
個人情報がわかる遺品が大量にある場合は、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
専門業者であれば、適切な方法で処理を行ってくれます。
個人情報の種類の中でも、公的な書類については自分で処理が行えます。
しかし、デジタル遺品については、確実にデータを消去するには専門的な知識が必要です。
遺品整理の専門業者では、データの移行や整理、完全削除、端末の破壊などのサービスも行っています。
デジタル遺品以外にも、さまざまな個人情報に関わる物の処理について、適切なアドバイスが受けられます。
情報漏洩によるトラブルや犯罪を回避するためにも、まずは専門業者に相談してみましょう。
まとめ
遺品整理で出てくる個人情報は、流出するとトラブルや犯罪に巻き込まれる危険性があります。
故人はもちろん、遺族も被害に合わないために、適切に処理することはとても重要です。
遺品整理で出てくる個人情報は、公的な書類・クレジットカード・デジタル遺品の3つがあります。
運転免許証や保険証などの公的な書類は、種類によって手続きをする窓口が異なります。
期限が設けられている物については期限内に、それぞれの窓口で手続きを取りましょう。
クレジットカードは、各クレジットカード会社のサポートセンターに連絡して、解約の手続きを進めます。
不正利用を防ぐためにも、早めに手続きをするのがおすすめです。
デジタル遺品は、利用しているアカウントやサービスの削除、解約をします。
ネット口座などの金融関係のデジタル遺品は、金額によっては相続税の申告に影響してきます。
全ての口座を把握して、まとめて書き出しておくのがおすすめです。
スマホやパソコン内にある情報は、専用のデータ消去ソフトの使用や、データ消去サービスを行っている業者に相談して、適切な処理を行ってから破棄しましょう。
遺品整理で大量の個人情報が発生する場合は、専門業者への依頼がおすすめです。
当社では、資格を持つ遺品整理士が、責任を持って個人情報の処理やアドバイスを行います。
また、デジタル遺品整理に関しては、デジタル遺品整理協会の伊勢田会長と連携しておりますので、安心してお任せいただけます。
遺品の仕分けや買取など、幅広いサービスにも対応しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。