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遺品整理で冷蔵庫を処分する方法と注意点|中身が入ったまま処分できる?
2024.05.09 遺品整理
この記事では、遺品整理で冷蔵庫を処分する方法について、処分する前にやることとあわせて解説します。
冷蔵庫を処分する際の注意点についても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象
冷蔵庫は、「家電リサイクル法」の対象となり、正式な手続きを行った上でリサイクルすることが決められています。
家電リサイクル法とは、指定された家電について、再資源としての有効活用を推進するための法律です。
冷蔵庫の他に、エアコン、テレビ、洗濯機などが指定されている家電であり、ゴミとしての処分はできません。
正規のルートに従って処分しないと不法投棄とみなされ、罪に問われてしまいます。
冷蔵庫は、家電リサイクル法を理解した上で、適切な方法で処分することが大切です。
流れやポイントを把握して、状況に合わせた方法を選択しましょう。
遺品整理で冷蔵庫を処分する方法
遺品整理で出てきた冷蔵庫を処分するには、いくつかの方法があります。
それぞれの処分方法について、メリットやデメリットと合わせて詳しく見ていきましょう。
販売店に引き取ってもらう
冷蔵庫を販売している店舗では、家電リサイクル法によって、不要になった冷蔵庫の回収が義務付けられています。
そのため、冷蔵庫を購入した店舗に依頼すれば、処分が可能です。
もし、購入店が不明な場合は、最寄りの店舗に相談してみましょう。
販売店に引き取ってもらうのは一般的な方法であり、簡単に処分ができます。
多くの店舗では、冷蔵庫の搬出や搬送の作業も行っているため、手間もかかりません。
ただ、リサイクル料金と収集運搬料金が必要です。
搬出が可能なのかと合わせて、料金についても事前に確認しましょう。
自治体の指定取引場所に持ち込む
各自治体では、引き取りが可能な販売店や事業者を紹介してくれます。
自治体の指定取引場所に持ち込むのも、一つの方法です。
郵便局の窓口で、家電リサイクル券に必要事項を記入し、リサイクル料金を支払って手続きをします。
自分で直接持ち込むため、リサイクル料金のみで運搬費用は必要ありません。
ただ、自分で搬出するため、トラックを用意するなど搬送の準備が必要です。
冷蔵庫は大型家電なので、スムーズに運べるように手配しましょう。
リサイクルショップに買取を依頼する
比較的新しくまだ使えるものであれば、リサイクルショップで買取をしてくれます。
メーカー製の冷蔵庫で、年数が新しくキレイな状態であれば、高値での買取も期待できるでしょう。
冷蔵庫のような大型の商品であれば、自宅まで査定に来てもらえます。
リサイクルショップで買取ってもらえば、リサイクル料や搬送費用がかかりません。
負担がかからないのはもちろん、買取金額がプラスになる点もメリットです。
ただ、買取ができるかどうかは、状態によって大きく影響します。
古い冷蔵庫や状態によっては、買取できない場合があることを理解しておきましょう。
オークションやフリマサイトで売る
処分する期限にこだわりがないのであれば、オークションやフリマサイトに出品して売ることも可能です。
自分で販売価格を設定し、業者を通さず個人で売買できます。
スマホなどから手続きができ、出品方法も簡単です。
リサイクル料金や搬送費用が不要で、売れれば臨時収入になるでしょう。
ただ、買い手がなかなか見つからない可能性があり、処分できるまで時間がかかるかもしれません。
梱包や配送手配の手間がかかることも、事前に理解しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者でも、冷蔵庫の回収を行っています。
特別な手続きは必要なく、指定した日時に自宅まで回収に来るため手間がかかりません。
申し込みした当日に来てくれる場合もあり、すぐに処分ができるところもメリットです。
また、冷蔵庫以外にも不用品がある場合はまとめて処分ができます。
遺品整理専門業者に依頼する
遺品整理業者は、遺品整理を専門としたサービスのため、遺品で出てきた冷蔵庫について、搬送から処分まですべて対応できます。
冷蔵庫の中をキレイにする必要がなく、中身が入った状態でも問題ありません。
遺品整理専門業者であれば、冷蔵庫はもちろん、さまざまな遺品の整理から処分まで一括で依頼できるので、手間がかかりません。
短時間でスムーズに遺品整理が行えるところもメリットです。
ただし、中には悪徳業者や遺品を雑に扱う業者も存在しているため、業者選びは慎重に行いましょう。
料金相場を参考にしながら、複数社から見積りを取った上で選ぶことが大切です。
冷蔵庫を処分する前にやること
冷蔵庫を処分するには、スムーズに搬出するためにも事前の準備が必要です。
冷蔵庫を処分する前にやることについて、しっかりと理解しておきましょう。
中身を空にする
冷蔵庫の処分を決めたら、最初に中身をすべて取り出して空の状態にしましょう。
腐敗している食品や賞味期限の切れた食品は、環境に配慮しながら、自治体のルールに従って適切に処分をします。
また、製氷機に入っている水や氷も、捨てるのを忘れてはいけません。
特に、冷凍室や冷蔵室、野菜室などがいくつかに分かれている大型冷蔵庫の場合は、注意が必要です。
内部すべてを確認して、何も入っていない状態にしておきましょう。
電源を切って水抜きする
冷蔵庫を運ぶ際に水漏れしないように、水抜きすることも大切です。
容器を用意して冷蔵庫の底に付いている水抜き口を確認し、床に水が漏れないように注意しながら水を抜いていきます。
また、冷蔵庫内に付いている霜や氷は徐々に解け始めるため、処分する前日には電源を切っておきましょう。
大量の霜は、少し溶け始めた時点でヘラなどを使ってはがすと、スムーズに早く取り除けます。
遺品整理で冷蔵庫を処分する際の注意点
スムーズに冷蔵庫の処分を進めるには、処分の仕方や方法によって注意点があります。
遺品整理で冷蔵庫を処分する際の注意点についても、覚えておきましょう。
自力で搬出する際は怪我などに注意する
冷蔵庫は、思っている以上に重量があり、幅や高さもあります。
搬出する際の怪我を防ぐためにも、1人で行わずに複数人で運びましょう。
足腰が弱い人は、特に注意しなくてはいけません。
また、冷蔵庫は、下のほうが重い構造で、ひっかかりもなく運びにくいものです。
通路が狭かったりすると壁や床にぶつけてしまい、重量があることからも家が傷つく可能性があります。
無理をしないで、業者への依頼も検討しましょう。
買取に出す場合は綺麗に掃除する
冷蔵庫を買取に出す場合は、掃除をして綺麗な状態にしておきましょう。
買取価格は、使用年数や状態の良さなど、いろいろな要素によって決まります。
冷蔵庫の見栄えは、査定をする上での重要なポイントです。
外側の汚れは、柔らかい布にクリーナーを付けて拭き掃除をします。
シールのはがし跡は、シール取り専用のクリーナーや、スチームクリーナーを使って温めると、効率良く落とせるでしょう。
背面に付いているホコリは、掃除機で吸い取るのがおすすめです。
取れないホコリは、布などを巻き付けた棒を使用すると上手に取れます。
ただ、背面にはラジエーターなどがあるため、濡らさないように注意しましょう。
冷蔵庫の内側は、最初に仕切りなどを外して拭き掃除をします。
仕切りなどは、食器用洗剤で水洗いをしましょう。
庫内の臭いは、ほとんどの場合はカビ汚れを落とすと解消できます。
業者に依頼する場合は悪徳業者に注意する
遺品整理専門業者の中には、高額な請求をする悪徳業者も存在します。
冷蔵庫の処分を業者に依頼する場合には、業者の選び方に注意しなくてはいけません。
不用品を適切に処分するには、「一般廃棄物収集運搬許可」の資格が必要です。
資格を持っていないと、不法投棄や犯罪に巻き込まれる可能性があります。
そのため、資格を持っているか、または資格を持っている業者に委託しているかを確認しましょう。
不用品を買い取る場合は、「古物商許可」がないとできません。
許可を受けていないのは違法な業者です。こちらも必ず確認しましょう。
また、正確な見積もりを出さなかったり見積りの提示をしない業者は、後で高額な請求をしてくる可能性があります。
サービス内容や料金設定など、見積り内容はしっかりと確認し、不明点は必ず質問しましょう。
複数の業者の評判や料金を比較した上で、慎重に選ぶのがおすすめです。
まとめ
冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象となり、正式な手続きを行った上でリサイクルすることが決められています。
処分する方法としては、販売店に引き取ってもらうのが一般的です。
その他、自治体の指定取引所への持ち込みやリサイクルショップへの買取依頼、オークションやフリマサイトで売る方法もあります。
不用品回収業者でも、手間をかけずに適切な処分が可能です。
遺品整理専門業者であれば、中身が入ったまま処分ができ、冷蔵庫以外の遺品もまとめて依頼できます。
冷蔵庫は重量があり、自力で搬出すると、壁や床にぶつかって家が傷つく可能性があります。作業時の怪我にも充分に注意してください。
遺品整理で冷蔵庫の処分に困ったら、プロに依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。
当社にご依頼いただければ、冷蔵庫の処分はもちろん、その他の遺品整理も責任を持って対応させていただきます。
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お困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。