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遺品整理業者とのトラブルに注意!被害に遭わないようにするには?
2024.05.20 遺品整理
この記事では、遺品整理業者とのトラブルについて、さまざまな例をあげて解説します。
被害に遭わないように気を付けるポイントや、トラブルに巻き込まれた時の対処法についても説明するので、利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
遺品整理業者とのトラブル例
遺品整理は、悪質な業者に依頼するとトラブルに遭う可能性があります
利用者が増えたこともあり、国民生活センターに寄せられる相談数も増加しています。
実際にどのようなトラブルがあるのか、よく見られる8つの例について詳しく見ていきましょう。
高額請求や追加請求
トラブルの中でも最も多いのが、料金に関する内容です。
具体的には、次のような事例があります。
・見積りよりも何倍も高い請求をされた
・理由をつけられて追加請求をされた
・説明にはなかった追加料金を請求された
・契約を断ろうとしたところ、高額なキャンセル料を請求された
・キャンセルしたが、手付金を返金してもらえなかった
専門業者に依頼する際には、見積りを取ってから選ぶのが一般的です。
最初に予想以上に安い金額の見積りを提示し、何かしらの理由をつけて後から高額請求や追加請求することもあります。
遺品の盗難
遺品整理で出てきた遺品の盗難も、耳にすることが多いトラブルです。
遺品整理をしていると、遺族も把握できていなかった物が出てくる場合が少なくありません。
身分証明書・貴金属・骨董品・タンス預金・現金・預金通帳・金券・商品券・高価なカメラなど、価値のある遺品は盗まれる可能性があります。
本来であれば、整理している際に価値のある遺品が出てきた場合には、別に保管して依頼者に報告するものです。
しかし、悪質な業者は知らないうちに盗んでしまいます。
また、業者自体が信頼できても、作業スタッフが勝手に横領、着服することもあります。
故意に盗む悪徳業者も存在するため、注意しなくてはいけません。
遺品の不法投棄
不用品として回収した遺品を河原や空き地、山などに勝手に捨てる、不法投棄のトラブルもあります。
不法投棄をすることで、処分にかかる費用を抑えて利益を出そうとする業者もいるため、注意が必要です。
依頼した業者が不法投棄をすると、たとえ知らなかったとしても、依頼者側にも罰則が適用される場合があります。
例えば、不法投棄された遺品の中に、名前や身分がわかる物があれば、警察から直接連絡がくるでしょう。
依頼した業者が、不法投棄で逮捕起訴されたという事例もあります。
遺品の不当な買取
価値のある遺品について、不当な価格で買い取られてしまうトラブルにも注意しなくてはいけません。
具体的には、次のような事例があります。
・価値がある遺品を依頼者に知らせずに安い価格で買い取り、専門店に転売する
・依頼者の了承を得ずに回収し、オークションサイトやフリマサイトに出品する
不当買取の対象になりやすいのは、査定が難しい骨董品などの遺品です。
買い取ってもらった後に正しい価値がわかっても、取り返したり差額を請求することはできないでしょう。
一度手放したら、諦めるしかありません。
遺品の勝手な回収や処分
故人の大切な遺品まで、勝手に回収や処分されたトラブルも多数あります。
見積りに来た人と実際に作業に来た人が異なると、依頼者の希望をしっかり把握できていないかもしれません。
スタッフ間のコミュニケーション不足が原因で、そういったことが起きる可能性があります。
また、どのような遺品が大切なのか、人それぞれに認識も異なります。
故意でなくても、処分してしまう場合もあるでしょう。
価値のある物や大切な物を処分されてしまい、警察が介入する大きなトラブルに発展するケースもあります。
事前の話とは違う処分内容
遺品整理業者は、価値のある物だけでなく、さまざまな遺品を処分してもらえるところもメリットです。
しかし、全ての遺品について処分してもらいたい旨を伝えてあっても、実際には、買取価値の高い遺品しか対応してもらえないトラブルもあります。
悪徳な業者であれば、他の遺品の処分について、追加料金を請求してくるでしょう。
自分で処分する必要も出てくるため、負担が大きくなります。
作業時の壁や床の損害
重量のある家電や家具を運び出す際に、壁や床を傷つけられるケースもあります。
賃貸物件の場合に多いトラブルです。
きちんとした対応をしてもらえないと、自腹で修繕費を支払わなくてはいけません。
階段やエレベーターなどの共有部分に傷がつくと、業者はもちろん、依頼者にも損害賠償請求が発生する可能性があります。
サービスの質の悪さ
遺品整理は、一般的な整理作業とは異なり、故人や遺族を弔う気持ちや心構えが必要です。
サービスの質の悪さが原因で、トラブルに発展する場合もあります。
具体的には、次のような事例があります。
・遺品を単なる物として乱暴に扱うなど、遺品整理に対する意識が低い
・早く終わらせたいばかりに、雑な作業をする
・依頼者に確認せず、適当に遺品の回収や処分をする
・スタッフの愛想が悪く、挨拶やコミュニケーションがない
・作業時間が遅れるなど、時間にルーズ
・公式サイトなどに紹介されている内容とは、サービスや誠実さがかけ離れている
充分な作業をしてもらえなかったことで、イヤな思いをした人も少なくありません。
被害に遭わないように気を付けるポイント
遺品整理業者とのトラブルを避けるには、悪徳業者を回避するのが重要です。
被害に遭わないように気を付けるポイントを、しっかりと理解しておきましょう。
保有している必要な資格や許可証を確認する
遺品整理業者を選ぶ際には、公式サイトなどを検索して、持っている資格や許可証を必ず確認しましょう。
優良な信頼できる業者は、遺品整理で必要な資格や許可証を保有しています。
代表的な資格として、以下があげられます。
・不用品の運搬処理に必要な「一般廃棄物収集運搬業許可」
・遺品の買取に必要な「古物商許可」
・遺品整理認定協会が認めている「遺品整理士」
遺品整理士の資格がなくても遺品整理をすることはできますが、資格を持っているプロに依頼した方が安心感があり、スムーズな遺品整理が行えます。
複数の業者から見積りを取る
同じ内容の見積りを複数の業者から取り、比較するのも重要なポイントです。
見積りを比較すれば相場の把握ができ、お得な業者が選べます。
また、見積りをする際に不明点などを質問することで、スタッフの対応の違いも確認できます。
比較した際に、極端に安い見積りや内容が不明瞭な場合は注意が必要です。
尋ねたことにきちんと答えてくれる業者であれば、安心して依頼できます。
口コミ・評価を確認する
SNSや口コミサイトなどで、実際に利用した人の口コミや評価を確認することも大切です。
利用者の口コミや評価は、業者の公式サイトにも掲載されています。
ただ、リアルで具体的な情報を得るためにも、SNSや口コミサイトをチェックするのがおすすめです。
人それぞれに感じ方や受け取り方は異なりますが、業者選びの参考になります。
貴重品は事前に保管しておく
業者が来る前に、現場の状態を確認しましょう。
貴重品や高価な遺品については、事前に回収して保管しておくと安心です。
あらかじめ保管しておけば、盗難や処分されるトラブルが回避できます。
実家の遺品整理の場合は、依頼者が現地の様子を把握できていないケースが少なくありません。
事前に確認しておけば、業者を疑ってしまうストレスも避けられます。
トラブルに巻き込まれた時の対処法
気を付けてはいたものの、遺品整理業者とのトラブルを回避できない場合もあります。
もしトラブルに巻き込まれたら、まずは国民生活センターへ相談しましょう。
国民生活センターは、消費者のさまざまな問題を解決することを目的とした独立行政法人です。
相談事例をもとに、適切な対処法のアドバイスが受けられ、弁護士の紹介もしてもらえます。
また、不当な契約をさせられた場合は、契約から8日以内であればクーリングオフが行えます。
クーリングオフは、消費者が契約をキャンセルできる制度であり、遺品整理も対象です。
クーリングオフをする際には、返金を求める書面を作成し、郵送したことが証明できる内容証明郵便で業者に送ります。
クーリングオフが成立すると契約はなかったことになり、契約金などが全額返金されます。
万が一、脅しのような態度や横暴なふるまいなどで身の危険を感じた場合は、迷わず警察に相談しましょう。
まとめ
遺品整理は、悪徳業者に当たってしまうと、さまざまなトラブルに遭う可能性があります。
最も多いのが、高額請求や追加請求など、料金に関する内容です。
また、遺品の不法投棄のトラブルに遭うと、依頼者も罰せられる可能性があります。
その他、遺品の盗難や不当な買取、勝手な処分や回収もよく耳にするトラブルです。
事前の話とは違う処分内容、作業時の壁や床の損害など、サービスの質の悪さに関するトラブルも少なくありません。
トラブルに遭わないためには、業者が保有している遺品整理に必要な資格や許可証を、必ず確認しましょう。
複数の業者から見積りを取り、家族や親族と相談しながら契約を決断することも大切です。
万が一、トラブルに巻き込まれたら、国民生活センターに相談しましょう。
不当な契約をさせられた場合には、クーリングオフができます。
遺品整理業者を選ぶ際には、信頼できるプロへの依頼がおすすめです。
当社にご依頼いただければ、遺品整理の知識と経験が豊富な遺品整理士が、責任を持って対応させていただきます。
ご要望に合わせた幅広いサービスを提供しておりますので、お気軽にご相談ください。