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遺品整理の進め方|自分でやる・業者に依頼する場合それぞれの流れと注意点

2024.01.13 遺品整理

「遺品整理をどう進めていけば良いのか分からない」
「自分たちでは手に負えないから業者にやってもらおうかな」

そんな方のために、遺品整理の進め方や業者に依頼した場合の流れについても解説していきます。

初めての遺品整理に戸惑っている方はぜひ参考にしてください。

遺品整理をするタイミングは?

まず悩むのが遺品整理をするタイミングですが、いつから整理しなければいけないという決まりはありません。

一般的な遺品整理をするタイミングは、四十九日後、葬儀後、相続税の発生前など節目の時期です。

心の整理ができていないのに、焦って遺品整理を行うのは控えましょう。
遺品によって故人との思い出が蘇り、感情的になって思うように作業が進まなくなるからです。

しかし、故人の家が賃貸の場合は、家賃を払い続けることになるので、早めに遺品整理に取りかかった方が良いでしょう。

遺品整理をする前にやっておくこと

遺品整理をする前に、やっておくべき確認や事前の報告について解説します。

遺言書やエンディングノートの有無を確認

遺品整理をする前に、遺言書やエンディングノートがあるかを確認しましょう。

遺言書とエンディングノートの違いは、法的効力の有無です。
エンディングノートに法的効力はありません。

しかし、故人の想いや要望などが書かれているため、できる限りその意思を尊重しましょう。

遺品整理をすることを必ず親族に報告する

遺品整理をするときは、親族に事前に報告しましょう。
もしかしたら、遺品の中に親族にとって大事な物があるかもしれないからです。

たとえば、故人と親族にとっての思い出の品など、受け取りたい遺品があるかもしれません。

思い出の品は、ゆかりのある親族に譲ることが故人のためにもなります。

捨ててはいけないものを確認しておく

遺品整理では捨ててはいけない物があります。

これらの物は残すべき物です。

・遺言書やエンディングノート
・現金
・クレジットカード
・通帳やキャッシュカード
・貴金属
・有価証券
・不動産の権利証や印鑑登録証などの重要書類
・年金手帳
・健康保険証などの身分証明書
・スマートフォンやパソコン
・鍵
・レンタル品
・会員証

現金を捨てるわけはないと思うかもしれませんが、封筒などに入っていたりもします。
気付かずに捨ててしまわないように気を付けましょう。

レンタル品や会員証は、返却したり解約する必要があります。

捨てるべきか残すべきか判断に迷ったら、とりあえず残すようにしておいた方が無難です。
必要なければ後からでも捨てることができるからです。

電気と水道を使えるようにしておく

空き家になったとしても、部屋を維持管理するために電気と水道は使えるようにしておきましょう。

これから遺品整理を進めるときには、作業するための明かりが必要です。
そして、清掃作業をするときにも、水道が必要になります。

遺品整理は自分でやる?業者に依頼する?

遺品整理を自分でやる場合と、業者に依頼する場合の、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

まず自分でやる場合ですが、メリットはお金を節約できることです。
自分でやっても、交通費や道具の購入費用など、欠かせない出費はありますが、業者に依頼した場合に比べて、かかるお金は少なくなります。

デメリットは、慣れない作業によって、多大な労力や時間がかかってしまうことです。
作業を行う人数にもよりますが、想定よりも多くの労力と時間がかかります。

逆に、業者に依頼する場合のメリットは、労力と時間を節約できることです。
自分たちでやる場合は数週間〜数ヶ月かかる作業でも、業者なら1日で終わらせてしまうこともあります。

業者に依頼するデメリットは、料金がかかってしまうことです。
料金は物の量に比例するので、自分で片付けられる物は片づけてから依頼するのも一つの方法です。

自分で遺品整理をする場合の進め方

自分たちで遺品整理をする場合に、効率良く作業を進める方法について解説します。

親族で話し合いスケジュールを決める

親族とともに遺品整理をする場合は、お互いにスケジュールを調整する必要があります。
遺品整理は、物の量や作業を行う人数によって時間が変わってきます。

タイトなスケジュールにはせず、ある程度の余裕を持たせましょう。
予備日もあると安心です。

そして、この日には作業を完了させる、という具体的な目標を決めます。
目標を決めることによって、作業の早さも変わってきます。

その完了させたい日から逆算して、スケジュールを決めましょう。

遺品整理に必要な道具を準備する

以下は自分で遺品整理をするときに用意しておきたい道具です。

・マスク
・軍手
・スリッパ
・ゴミ袋
・段ボール
・ハサミ
・ペンチ
・ドライバー
・手押し台車

これらの道具があると作業がスムーズに進みます。

遺品の仕分けをしていく

遺品は以下の4つに分類しましょう。

・貴重品
・思い出の品
・業者に回収してもらう物
・廃棄する物

貴重品と思い出の品は、大切に保管します。
業者に回収してもらう物は、買取に出す物や自分たちでは処分できない不用品です。

廃棄する物は、自分たちで処分できるゴミです。
自分で処分できる物まで業者に回収してもらうと料金が高くなってしまいます。

売却可能なものは売却する

まだ使えるし捨てるのはもったいない、と思う物は売却しましょう。
近くにリサイクルショップがない場合や大量に売る物がある場合は、業者に買取に来てもらう方法もあります。

不用品を処分する

仕分けが終わったら、燃えるゴミや燃えないゴミ、粗大ゴミなどを処分しましょう。
大量のゴミを捨てる場合は、自治体のゴミ処理センターに持ち込む方法があります。
自力で運べない場合は、回収業者に依頼しましょう。

親族間で遺品を分配する

貴重品や思い出の品は、親族で分配します。
貴重品など遺産にあたるものは、法定相続人で分配しなければなりません。
思い出の品は、ゆかりのある人に受け取ってもらいましょう。

遺品整理業者に依頼する場合の流れ

遺品整理業者に依頼した場合、どのような流れで進むのか解説します。
業者への依頼を検討している方は、参考にしてみてください。

信頼できる業者を探す

遺品整理業者を利用する方の増加とともに、悪徳業者からの被害を訴える声も増えてきました。
遺品の盗難や高額な追加請求などのトラブルが発生しています。

遺品整理業者に依頼する場合は、信頼できる業者を探すことが大切です。
会社情報がしっかりしているか、遺品整理士が在籍しているかなどを確認してから依頼するようにしましょう。

2〜3社から相見積もりを取る

遺品整理業者を選ぶときは、2~3社から相見積もりを取りましょう。
そうすることで料金やサービスを比較することができ、自分に合う業者を見つけることができます。

依頼する際は、無料で訪問見積もりを行っている業者にしましょう。
追加請求などのトラブルを避けるために、正確に把握してもらう必要があるからです。

もし相見積もりや訪問見積もりを嫌がるようでしたら、その業者は避けましょう。

契約

契約する際は、作業内容や料金、そして日時など、少しでも分からないことがあったら納得できるまで確認しましょう。

契約書は見積書で代替している業者もあります。
もし、契約書も見積書も作成してくれないようなら、その業者は避けた方が無難です。

トラブルを避けるために、契約書を作成してくれる業者を選びましょう。

当日作業

作業当日は、立ち会わなくても作業は可能ですが、できるだけ立ち会うようにしましょう。
貴重品や重要書類は分かりやすいですが、思い出の品は遺族にしかわからないからです。

大切な思い出の品を残してもらいたいなら、立ち会った方が安心です。

料金支払い

最後に料金を支払います。

支払方法は、現金や銀行振り込み、クレジットカードなど、業者によって対応しているものが変わってきます。
見積もりの際に、支払方法についても確認しておきましょう。

遺品整理をする際の注意点

遺品整理をする際に、やってはいけないことや気を付けたいポイントについて解説します。

遺品を勝手に持ち出し・処分しない

遺品整理では、遺品を勝手に持ち出してはいけません。
遺品は故人の資産なので、親族とのトラブルに発展する可能性があります。

そして、遺品を勝手に処分したり、売却したりもしてはいけません。
最悪の場合、訴訟トラブルにもなり得ます。

遺品は親族で話し合ってから処分しましょう。

資産価値があるものを誤って捨てないようにする

故人の財産や税金関係の書類など、重要書類を処分してしまうと、トラブルが発生してしまいます。
複数人で遺品整理する場合は、情報の共有をしっかりしてトラブル防止に努めましょう。

判断に迷う物は、とりあえず残しておいた方が良いです。

相続の手続きは専門家に相談する

相続の手続きで分からなくなったら、専門家に相談しましょう。
専門家とは、税理士や弁護士、司法書士、行政書士などです。

親族や知り合いのつてを利用して、信頼できる専門家を探してみてください。

デジタル遺品は適切に処分する

デジタル遺品とは、パソコンやスマホに入っている情報や、ネット上に残っている故人の情報のことを言います。

個人情報の塊なので、情報が流出しないように慎重に扱う必要があります。
パソコンやスマホを処分するときは、データを初期化してから処分しましょう。

業者に依頼する場合は事前に希望の作業内容を伝えておく

業者に依頼する際は、事前に希望の作業内容を伝えておきましょう。

買取希望の品や、残しておいて欲しい物など、事前に伝えていないと間違えて捨てられてしまうかもしれません。

業者によっては、遺品の供養も行ってくれる場合もあります。
希望があったら、できるだけ詳しく伝えておきましょう。

まとめ

遺品整理の流れについて解説しました。

遺品整理は、遺言書やエンディングノートの有無を確認することから始まります。
エンディングノートだけだったとしても、故人の意思をできる限り尊重しましょう。

親族に遺品整理をすることを事前に伝えておくのも大事なポイントです。

遺品整理を自分たちで進める場合は、スケジュール管理が重要です。
自分たちで行うと、予想していたよりも多くの時間がかかってしまいます。

余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

業者に依頼する場合は、2~3社から相見積もりを取り、料金やサービスを比較するのがおすすめです。

追加請求などのトラブルを避けるために、必ず訪問見積もりをしてもらいましょう。

「遺品整理すなお」では故人の想いを大切にする遺品整理を目指しております。
お悩みのことがあればお気軽にご相談ください。

 

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ご家族と十分にご相談した上で、心を込めて遺品整理を行います。遺品整理に不安を感じる方や、初めての方でも、当社は親切にご説明し、サポートいたします。
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