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遺品整理で出てきた日記は読んでもいい?処分方法と注意点も解説

2024.03.21 遺品整理

遺品整理をしていると出てくる様々な物の中に日記があります。
さて、この日記は見てもいいのでしょうか?

読まずに処分するべきなのか、中を確認していいのか、迷っている方に向けて解説していきますので是非参考にしてみて下さい。

遺品整理で出てきた日記は読んでもいい?

結論からお伝えしますと、故人が残したらしき日記を見ることは法律的には何も問題ありません。
プライバシーや個人情報などが気になり、読んでいいのは親族だけ?それとも誰でもいいの?と悩むかもしれませんが、読むのは誰であっても問題ありません。

よく耳にするプライバシー保護法や個人情報保護法などが気になりますが、これらは生きている人にのみ適用されます。
なので、遺品で出てきた日記や手紙を読むことは問題がないのです。

故人の日記については、遺品整理業者が見ることもあり、中には相続に関する内容が書かれていることもあります。

遺品整理で出てきた日記の処分方法

中身を確認して、処分することに決めた場合の処分方法について説明します。

可燃ごみとして処分

地域によって異なるルールがありますが、指定の袋にいれて指定された曜日と場所に出すことで処分できます。
この方法が一番ローコストで処分が可能です。
中身を外から見られないように、日記だとわからないよう隠して処分することをすすめます。

お寺や神社で供養

お寺や神社に持ち込み、供養してもらうことができます。
遺品を供養することで魂が在るべき場所に還れる意味合いがあります。
ゴミとして捨ててあとで後悔される方もいることを考えると、費用はかかりますが供養は安心できます。
仲介がいらずに直接自分でお寺や神社に持ち込むことが可能なところも魅力です。

故人が住んでいた場所に呼びその場で供養してもらう現場供養、依頼したお寺や神社に持ち込む個別供養、他の方の遺品と一緒に供養してもらう合同供養などがあり、費用にも違いが出てくるので、利用する際にはご遺族・親族で話し合うことが大切です。

遺品整理業者に依頼

遺品整理を業者に依頼する場合、日記の処分も行ってくれます。
依頼する際は遺品整理士が在籍している業者がおすすめです。
遺品整理士はプライバシー保護に関する規制や倫理規定を遵守しているため、日記を安全かつ適切に処分することができます。
金額はかかりますが、遺品を安全に処分したい方、遺品が多く自力で片付けるのが難しい場合などは依頼することを検討してみてください。

遺品整理で出てきた日記を処分する際の注意点

日記を処分する際の注意点についてお伝えします。

・遺産相続に関する記述を確認
・遺書のような内容がないか確認
・個人情報やプライバシーの保護

それぞれ少し詳しく解説します。

遺産相続に関する記述を確認

生前に書類として残すことの多い遺産相続ですが、何も残っていない場合もあります。
ですが、稀にではありますが、遺品で見つかった日記の中に遺言のような内容が記されていることがあります。

日本の民法では、遺言を自筆証書で残す場合、遺言者が全文を自ら書き、日付と氏名を記し、印を押す必要があります。
そのため、この条件を満たしていれば、日記であっても遺言書として有効となるのです。
日記を捨ててしまえば、その効力は失われてしまいます。

故人の希望を尊重するためにも、ゼロではない可能性を考慮して、日記全体を注意深く読んでみることが大切です。

遺書のような内容がないか確認

遺書は法的には特別な効力を持ちませんが、故人が残したかったメッセージとして考えられます。
その中には、口に出すことのできなかった思いや、大切なメッセージが含まれている可能性があります。
したがって、特に誰か特定の人に向けた内容であれば、その人に伝えてから処分するのが良いでしょう。

個人情報やプライバシーの保護

日記には個人の感情やプライバシーに関わる内容が含まれている場合があります。
また、他の人の個人情報が含まれている可能性もあります。
そのため、他人の個人情報やプライバシーが漏れないように注意して処分しましょう。

死後に日記を見られたくない場合はどうする?

ここまで読んできて、「自分が亡くなってから自分の日記を見られたくない」と思った方もいるのではないでしょうか。
その場合できることもご紹介しておきます。

まず、見られたくないものは、生前に整理して処分してしまうことです。
これにより、日記が他人の目に触れることがなくなります。

日記をつけるのが習慣の場合は、例えばウェブ上でIDやパスワードなど自分にしかわからない情報でログインして書いていれば、その情報を知られなければ誰にも見られることはありません。

また、生前整理の一環として、エンディングノートや遺言書に、「日記は中身を見ずに捨ててほしい」という希望を残すこともできます。

これにより、日記を見られる可能性が低くなります。

まとめ

遺品整理中に、故人の日記を見つけたら中身を見ても大丈夫ということがわかりました。
むしろ故人の日記には、故人の大切な思いや遺産相続の情報が書かれている場合があるので、気持ちの整理をつけてから全体に目を通してみた方が良いかもしれません。

処分を決めたらどうやって処分するか、今回ご紹介した方法を参考にしてみてください。
処分する際は、他人の個人情報やプライバシーが漏れないように注意しましょう。

故人の意思を尊重しつつ、適切な方法で日記を処分することが大切です。

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