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遺品整理をするのがつらい時はどうすればいい?対処法を解説
2024.03.18 遺品整理
遺品整理は、時に心の負担を感じることもあります。
大切な人の思い出や過去と向き合う作業は、感情的にもつらい場面があるでしょう。
また、大量の遺品の整理は肉体的にも大変な作業です。
本記事では、遺品整理をする際に感じるつらさに対処する方法をご紹介します。
初めての遺品整理で戸惑いを感じている方は、参考にしてみてください。
遺品整理をするのがつらい理由
普通の片付けと違って、遺品整理は精神的にも肉体的にも負担がかかる作業です。
遺品整理をするのがつらくなる理由について詳しく解説します。
遺品を見ることで思い出がよみがえる
遺品整理は、故人が愛用していた衣類や食器、その他の雑貨など、思い出の詰まった物を片付けなければなりません。
中には手紙や日記などのプライベートな物まで出てきます。
その一つ一つを手に取るたびに、故人との思い出がよみがえり、悲しさや寂しさがこみ上げてきます。
このように、喪失感に苛まれてしまうのも、遺品整理がつらくなる大きな要因です。
遺品を捨てることに罪悪感を感じる
遺品整理では、故人の遺品を捨てることに罪悪感を感じてしまうことも多いです。
たとえば、故人が普段から愛用していた物を処分するときは、故人との思い出まで一緒に捨てているような気持ちになってしまいます。
まだ使えるのにもったいない、と思いながら泣く泣く捨てなければならない物もあります。
このような罪悪感も遺品整理が進まなくなる理由の一つです。
何を残すのが正解かわからない
遺品整理では、貴重品などの大事な物と不要な物を仕分けしなければなりません。
この仕分け作業もなかなか大変です。貴重品などの分かりやすい物なら見分けやすいのですが、遺品の中には大事なのか不要なのかよく分からない物も多いです。
もしかしたら、故人が大事にしていた物だったり、親族との思い出の品かもしれません。
そう思ってしまうと、仕分け作業も進まなくなってしまいます。
何を残すべきなのか、正解かわからない状態に陥ってしまうのも、遺品整理の難しいところです。
遺品が多すぎて大変
遺品整理とは、大量の物との戦いでもあります。
大型の家具から小さな文房具に至るまで、故人が所有していたあらゆる物を片付けなければなりません。
故人が生前整理である程度片付けてくれていたら、遺品整理はかなり楽になります。
しかし、故人の晩年が片付けられるような状態でなかった場合、大量の物をため込んでいることが多いです。
ゴミ屋敷に近い状態になっていることも珍しくありません。
遺品が多すぎる場合は、時間も体力も足りなくて、途方に暮れてしまいます。
遺品整理をするのがつらい時はどうすればいい?
遺品整理をするのがつらい時の考え方や、作業を進めていくコツについて解説します。
遺品整理は心の整理でもあると考える
故人を愛していればいるほど、別れはつらいものです。
しかし、落ち込んでばかりいると、天国にいる故人を心配させてしまいます。
遺品整理を一つの区切りとして、あなたの新しい人生を生きるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
これからのあなたのためにも、遺品整理をしながら心の整理もしていくつもりで行ってみてください。
悲しみを乗り越えて、故人の分も生きていくためでもあるという意識で向き合ってみましょう。
明らかな不用品から先に片付ける
どこから手を付けて良いのか分からないときは、明らかな不用品から片づけていきましょう。
不用品をある程度処分することで、物が減って、作業したり運搬するためのスペースを確保できて、仕分け作業も楽になります。
ただ、不用品に見えても、へそくりなどの貴重品が隠されていることもあるので、注意しながら処分してください。
処分していいのか迷うものは一旦保留にする
遺品の中には、貴重品などの分かりやすい物もあれば、大事なのか不用なのかよく分からない物もあります。
捨てて良いのか残すべきなのか、微妙な物が多く出てきます。
そういった迷ってしまうような物は、判断を急がずに一旦保留にしましょう。
もしかしたら、不用品に見えても親族にとっては大事な思い出の品だった、なんてこともあるかもしれません。
あれは残しておいてほしかった、と言われてしまっても、処分した後では遅いです。
判断に迷う物は一旦保留にして、後で親族に相談してみましょう。
故人が愛用していたものはお焚き上げをする
故人が愛用していた人形やぬいぐるみ、日記、手帳などは、お焚き上げで供養することをおすすめします。
お焚き上げで浄化することによって、愛用品にこもった故人の魂や想いを天に返すという意味があるので、やっておいた方が良いでしょう。
お寺や神社にお焚き上げを依頼する方法もありますが、遺品整理業者に依頼する方法もあります。
遺品整理業者なら、合同供養という形で遺品のお焚き上げをしてくれることが多いので、業者への依頼も検討してみてください。
家族や親戚と一緒に進める
遺品整理を手際よく進めていくコツとしては、家族や親戚と一緒に作業することです。
思い出の品が出てきて手が止まってしまっても、他の誰かが作業に戻るように促してくれます。
他にも、不要なのかよく分からない物が出てきたときに、叔父や叔母に聞くことで判断がしやすくなるというメリットもあります。
自分ではよく分からなくても、親戚に聞くことで、実は大事な思い出の品だということを教えてくれたりするのです。
遺品整理では、想像以上に多くの物を片付けなければならないので、家族や親戚が一丸となって行うことをおすすめします。
遺品が多くて大変な場合は業者に依頼する
高齢になると、体の自由が利かなくなって、片付けも満足にできなくなります。
酷いときはゴミ屋敷のようになっていることもあります。
ゴミ屋敷でなくても、もったいないという気持ちが強くて、想像以上に物をため込んでしまっている方も多いです。
そうなってしまうと、遺族だけで片付けるのは困難になります。
もし、遺品が多くて大変な状態でしたら、遺品整理業者に依頼してみてください。
自分たちだけでやろうとすると、心と体が疲弊してなかなか進まない作業も、業者なら迅速に行ってくれます。
まとめ
遺品整理は精神的にも肉体的にもつらいものです。
遺品を手に取るたびに思い出がよみがえったり、処分することに罪悪感を感じてしまい、片付けがなかなか進みません。
物の量が多すぎて、時間も人手も足りなくて、途方に暮れている方もいるのではないでしょうか。
遺品が多くて大変な場合は、遺品整理のプロに任せることも検討してみましょう。
遺品整理業者なら、経験豊富なスタッフが大量の遺品を迅速に片付けてくれます。
故人が愛用していた物は、お焚き上げによって供養するのも良いでしょう。
お焚き上げという儀式によって、故人との別れと向き合う一つの区切りとなります。
遺品整理は故人の遺品を整理するのと同時に、遺族が心の整理をしていくための作業でもあります。
悲しみと向き合い、乗り越えるきっかけでもあるのです。
つらい時は無理をせず、周囲のサポートを受けながらゆっくりと前に進んでいきましょう。