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遺品整理で出てきた人形はどうする?供養の仕方、処分方法について解説
2024.04.03 遺品整理
この記事では、遺品整理で出てきた人形はどうすればいいのか、供養の仕方や処分方法について解説します。
人形供養の費用相場についても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
遺品整理で出てきた人形は供養するべき?
遺品にはさまざまな物がありますが、中でも取扱いに困ってしまうのが人形です。
人の形をしている人形には、故人の思いや魂が詰まっているような気がします。
特に、故人が大切にしていたり、趣味として集めていた人形であれば、捨てるのが忍びなく感じるものです。
しかし、そのままにしておくわけにもいかず、整理をしなくてはいけません。
人形は、種類によってはかなりのスペースを取り、保管をしておくことでダニやホコリがつく可能性もあるでしょう。
衛生面を考えても、適切な方法で処分する必要があります。
人形に対しての思い入れは、人それぞれ異なります。
遺品の人形を供養するかどうかは自由ですが、後悔しないように行動することが大切です。
処分するのに抵抗がある場合は、供養という方法であれば精神的な負担が軽くなります。
じっくりと検討した上で、納得できる方法を選びましょう。
遺品整理で出てきた人形を供養する方法
遺品整理で出てきた人形は、心の整理をするためにも供養をするのがおすすめです。
人形を供養をするにはいろいろな方法があるため、親族と相談した上で適切な方法を選びましょう。
人形を供養する方法について、費用相場と合わせて詳しく説明します。
お寺や神社に持ち込んで供養してもらう
最も一般的なのは、お寺や神社に持ち込んで供養する「お焚き上げ」です。
不要になった物を処分する時に行う、日本で昔から実施されてきた風習です。
人形のみならず、写真や手紙など、燃える物であればなんでもお焚き上げができます。
全国には、人形供養を専門としているお寺や神社、さらに、人形供養祭を行っているところもあります。
人形供養にかかる費用は、人形1体につき1,000円から、1箱あたり5,000円からが相場です。
お寺や神社によっても異なりますが、多くの人形の供養であればそれだけ費用が上がります。
ただ、謝礼として渡す「お布施」という形で支払う場合もあり、明確な料金設定がないところも少なくありません。
供養の日程と合わせて、費用についても事前に確認するのがおすすめです。
郵送の人形供養サービスを利用する
日本人形協会や人形供養専門店では、郵送で行える人形供養サービスも提供しています。
電話やWEBから申し込みをするだけで、簡単に依頼ができる方法です。
申し込み後に届いた箱に人形を積めて送るだけで、供養を行ってくれます。
郵送であれば、自宅にいながらいつでも依頼ができます。
一般的に、規定のサイズ内であれば、人形の個数の制限もありません。
郵送の人形供養サービスにかかる費用は、サイズによって異なります。
小さいサイズであれば、1箱2,000円程度からが相場です。
ただ、対象となる人形の種類や、ガラスケースなどの付属品の有無など、サービスによって限られる場合があります。
供養にかかる費用の他に、郵送料などが別途かかる可能性もあるため、事前に必ず確認しましょう。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理業者では、人形供養も行っています。
人形にはいろいろな種類があり、ガラスケースや台座などの付属品が付いているものも少なくありません。
例えば、お寺や神社での人形供養は、持ち込める物に制限があり、付属品も合わせて処分できない場合もあります。
遺品整理業者に依頼すれば、人形に付随する付属品も全て、まとめての引取りが可能です。
自分で分別する必要がなく、手間をかけずに人形供養が依頼できます。
遺品整理業者に人形供養と処分を依頼する場合の費用相場は、5,000円~50,000円です。
人形の数や種類によって、かなりの差がでてきます。
ほとんどの業者は無料で見積りを行っているため、まずは気軽に相談してみましょう。
自分で供養する
人形供養は、自分で行う方法もあります。
人形の数が少ない場合などは、自身の手で気持ちを込めて、大切に供養するのも良いでしょう。
供養を行う際には、きれいな和紙や布を用意して、汚れを落として丁寧に拭いた人形を置きます。
次に、塩をまいて清めて、敷いていた和紙や布で人形をくるみます。
最後に、感謝の言葉をかけながらゴミ袋に入れて封をし、自治体の規定に従って処分しましょう。
自分で供養する場合には、費用はかかりません。
人形への感謝の気持ちを込めながら、丁寧に行うことが大切です。
人形を処分する方法
人形の処分は、適切な方法で行うことが大切です。
処分する方法について、メリットや注意点などと合わせて詳しく解説します。
自治体のゴミ収集で処分
種類によっても異なりますが、ほとんどの人形は燃えるゴミとして処分できます。
ただ、陶器製の人形やガラスケースは不燃ゴミ、プラスチック製の物は可燃ゴミに分類されます。
自治体の規定に合わせて、適切に処分しましょう。
自治体のゴミ収集で処分する方法は、手軽で料金がかからないものの、気が引けるという人もいます。
思い入れが少ない人や、問題ないと思える人のみ選択しましょう。
ゴミに出す際には、感謝の言葉をかけて、お清めの塩を入れてあげることをおすすめします。
寄付する
少しでも人の役に立ちたいという場合には、寄付する方法もあります。
児童養護施設や民間非営利団体など、寄付を受け付けている団体はたくさんあります。
比較的きれいな状態の人形であれば、喜んで受け付けてもらえるでしょう。
寄付する場合には、無料で回収に来てくれるところもありますが、送料負担となるところがほとんどです。
それに、あまりにも古い人形や状態が悪いと、引き取ってもらえない可能性があります。
インターネットで検索すると、人形の寄付を受け付けているさまざまな団体が見つかります。
事前に連絡して、引き取り方法などを確認しましょう。
リサイクルショップやオークションで売る
ブランド物や限定品の人形の場合は、リサイクルショップやオークションで売れるかもしれません。
コレクターが多い人形や、希少価値がある人形などは高く売れる可能性があります。
ただ、いくらブランド物や希少価値がある人形であっても、状態が良くなければ高値はつきません。
また、部品が紛失している場合には、買取りができない可能性もあります。
リサイクルショップやオークションで売る場合には、状態を確認した上で判断しましょう。
不用品回収業者に依頼
ゴミ収集で処分するのに気が引ける場合には、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
人形以外の不用品がある場合も、まとめて処分してもらえます。
しかし、遺品の仕分けや供養までは行っていない業者がほとんどです。
処分するだけなら手軽で便利ですが、遺品を丁寧に扱ってほしいという方は遺品整理士が在籍している遺品整理専門の業者を選ぶのがおすすめです。
遺品整理業者に依頼
遺品整理業者に依頼すれば、人形供養を行った上で処分してもらえます。
人形以外の多くの遺品整理についても、仕分けから片付けまで対応しています。
お寺や神社との連携もあり、適切な処分が可能です。
また、遺品整理士の資格を持つプロが、遺品を大切に扱ってくれるので安心です。
遺品整理業者に依頼する場合は、業者によって料金やサービス内容が異なるので、複数の業者から見積りを取るのがおすすめです。
まとめ
遺品整理で出てきた人形を処分するのに抵抗がある方は、人形供養をすると気持ちが楽になります。
人形供養をする方法として一般的なのは、お寺や神社に持ち込む「お焚き上げ」です。
その他、電話やWEBで申し込むだけで利用できる、郵送での人形供養サービスもあります。
遺品整理業者に依頼をすれば、人形に付随する付属品や他の遺品もまとめて対応が可能です。
人形供養は、お寺や神社、サービスによってそれぞれ費用が異なるため、事前に確認した上で依頼しましょう。
人形の数が少ないのであれば、費用をかけず自分で供養することもできます。
人形を処分するには、自治体のゴミ収集に出したり寄付する方法があります。
ブランド物や希少価値が高い人形であれば、リサイクルショップやオークションで高く売れる場合もあるでしょう。
遺品整理で出てきた人形の取り扱いに悩んでいる場合は、プロへの依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
当社では、ご遺族様の気持ちに寄り添いながら、丁寧に人形供養をさせていただきます。
遺品の探索や買取など、遺品整理に関する幅広い対応をしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。