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遺品整理でのピアノの処分方法8つと手間なく処分する方法について解説
2024.05.22 遺品整理
遺品整理を進める中で、ピアノの処分に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、ピアノの処分方法8つと、手間なく処分する方法についてご紹介します。
処分する際の注意点や買取が難しいケースについても解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。
遺品のピアノを処分する方法
ピアノは自分で気軽に運ぶことができないため、処分に困ることも多いですよね。
ここでは、ピアノを処分する一般的な方法を8つご紹介します。
自治体の回収に出す
まずは、お住まいの自治体にピアノの回収を依頼する方法です。
ただし、自治体によってはピアノを回収していない場合もあります。
特に、グランドピアノ、アップライトピアノ、エレクトーンなどはサイズや重量が大きいため、回収対象外とされることが多いです。
そのため、まずはお住まいの自治体のホームページを確認するか、直接問い合わせて、ピアノの回収を行っているかどうかを確認しましょう。
もし回収が可能であれば、回収方法や手数料についても詳しく教えてもらえるはずです。
また、回収が難しい場合には、自治体が提携している処分業者を紹介してもらえることもありますので、一度問い合わせてみる価値はあります。
メーカーに依頼
ピアノを処分する際には、購入したメーカーに査定・買取を依頼する方法もあります。
例えば、ヤマハピアノサービスでは、ヤマハ製のピアノに限定して査定・買取を行っています。
査定・買取には運送費用も含まれているため、追加の費用がかかることはありません。
買取されたピアノは修理・調整され、国内外の必要な場所に送られます。
これにより、ピアノを有効に再利用することができます。
他のメーカーについても同様のサービスを提供している場合があるため、購入先のメーカーに問い合わせてみると良いでしょう。
専門の買取業者に売却
ピアノを処分する際には、専門の買取業者に売却する方法もあります。
これらの業者はピアノを専門に扱っており、出張査定を行ってくれるため、ピアノを自分で運ぶ必要はありません。
メーカーやモデル、状態によっては値段がつかない場合もありますが、引き取りだけを行ってくれる業者もありますので、まずは相談してみましょう。
複数の業者に相見積もりを取って比較検討するのもおすすめです。
1社目で断られても、2社目で買い取ってもらえる可能性もありますので、諦めずに複数の業者に問い合わせることが重要です。
以下は、ピアノの買取価格の目安ですので、参考にしてください。
・グランドピアノ 5~60万円
・アップライトピアノ 5~20万円
・電子ピアノ 1~20万円
不用品回収業者に依頼
不用品回収業者は、大きなものや重いものを運搬・処分してくれる業者です。
業者によって、機種・楽器のサイズなどでも料金がかわってくるので事前に確認しましょう。
自分で運ぶ必要がないため、手間も労力もかからないところが魅力です。
タイミングが合えば即日引き取りも可能なので急いでいる時にも利用できます。
金額の相場としては以下が目安となります。
・グランドピアノ 4~5万円
・アップライトピアノ 2~3万円
・電子ピアノ 1万円
・エレクトーン 1~3万円
ピアノ専門の回収業者に依頼
ピアノの処分方法として、ピアノ専門の回収業者に依頼する方法もあります。
これらの業者はピアノを専門に回収しており、多くの場合、無料で引き取ってくれます。
回収されたピアノは修理・調律され、公共施設、福祉施設、そしてピアノを必要としている海外などで再利用されます。
使わなくなったピアノが新しい場所で活躍することは、故人が大切にしていた楽器を有効活用できるという意味でも、大変意義深いことです。
ただし、無料引き取りには一定の条件があるため、事前に業者に確認しておくことが重要です。
ネットオークションやフリマアプリで売る
現代のネット社会では、ネットオークションやフリマアプリでピアノを売る方法もあります。特に電子ピアノは売りやすいでしょう。
ただし、ピアノは大きくて重いため、運送料が高額になることが多いです。
運送にかかる金額や負担者を事前にしっかり確認しておくことが重要です。
また、この方法は個人間のやりとりになるのでトラブルには注意しましょう。
欲しい人に譲る
身近な人にピアノを譲るという選択肢もあります。
近所の方や親戚、友人などで欲しい人が見つからない場合、不用品を譲れるサイトやアプリに書き込んでみるのも良いでしょう。
ただし、運送や設置の作業費用が高額になることが多いです。
例えば、グランドピアノの場合、一度脚を外して運ぶ必要があり、先方での組み立ても必要になります。
また、クレーンを使ったり、階段しかない建物での搬入が必要だったりすると、作業費がさらにかかります。
そのため、運搬費用について事前に確認し、譲るかどうかをよく話し合うことが大切です。
お互いに納得した上でピアノを譲るかを決めましょう。
遺品整理業者に依頼
遺品整理の専門業者でもピアノの回収を行っていることが多いです。
ピアノと一緒に他の遺品の整理も依頼でき、すべての運搬・処理を行ってくれるため、手間をかけずに遺品整理を進められます。
ピアノの処分については事前に問い合わせて、引き取り可能か、また追加費用がかかるかどうかを確認しておきましょう。
買取が難しいケース
ピアノを売却する選択肢を紹介しましたが、状態によっては買取ができない場合もあります。
ここでは買い取りが難しいピアノの例についてご紹介しておきます。
音が出ない
ピアノの音が出ない場合は買取が難しくなることが多いです。音さえ出ていれば、多少の音のずれは調律で直せます。
しかし、鍵盤が動かなくて音が出ない、内部が損傷していて音が出せないという場合は値段がつかないことも多いため、他の方法を検討した方が良いかもしれません。
大きな傷などがある
ピアノに大きな傷があったり、凹んだり汚れがある場合は、買取価格に大きな影響を与えるだけでなく、買取が難しい場合もあります。普段の使用でできた小さな傷は問題ありません。
また、外見がきれいでも、内部に害虫や害獣によるダメージや、湿気による腐敗がある場合もあります。
このような場合は買取が難しくなりますので、内部の状態も確認することが重要です。
古すぎる
ピアノの買取が難しいケースとして、古すぎるピアノが挙げられます。
ピアノは一般的に、製造してから約30年までは比較的良い価格で買い取ってもらえることが一般的です。
しかし、それ以上の年数が経過し、さらに状態が良くない場合、買取が難しいケースが増えてきます。
ただし、ピアノが30年以上経っていても、状態が良く、音や引き心地、外観などに問題がなければ、買取が可能な場合もあります。
ピアノの買取においては、年数よりも状態が重要です。
遺品のピアノを手間なく処分する方法
ピアノ以外にも処分したい遺品がある場合は、遺品整理業者に依頼することで一括で手間なく処分が可能です。
遺品整理業者は、遺品整理を専門的に行っていて経験豊富なため、遺品を丁寧に適切な方法で処分できます。
また、遺品の処分だけでなく、遺品の仕分けや買取、貴重品の探索、遺品の供養も行っていることが多いので、1度に全ての対応が可能です。
ピアノについても、状態を確認して買い取れる場合は買取り、買取が難しい場合はそのまま処分ができるため手間がかかりません。
遺品整理について悩んでいることがあれば相談もできるため、遺品がたくさんある場合にはおすすめの方法です。
依頼する際は、ピアノの買取や処分をやっているか事前に確認しましょう。
遺品のピアノを処分する際の注意点
遺品のピアノを処分する際の注意点についてご紹介します。
効率よく負担が少なく処分できるよう、参考にしてみて下さい。
許可を持った業者に依頼する
不用品回収業者や遺品整理業者に依頼する場合は、必要な許可を受けている業者を選ぶようにしましょう。
残念なことに悪徳業者も存在しているので、判断基準として許可を受けているかどうかはしっかりと確認する必要があります。
一般家庭の不用品を回収するためには、「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。また、不用品の買取をするには「古物許可証」が必要です。
また、遺品整理業者に依頼するなら、遺品整理士が在籍している業者の方が安心して任せられるでしょう。
自力で運び出す場合は怪我に注意する
ピアノを処分する際、自力で運び出す場合には十分な注意が必要です。
ピアノは大きく重たいため、運び出す際に怪我をするリスクがあります。
特に階段を使っての運搬や、複数人での持ち上げが必要な場合は、十分な準備と慎重さが求められます。
怪我を防ぐためには、運び出す前に周囲を片付けて十分なスペースを確保し、適切な持ち方で運ぶことが重要です。
トータル料金を考える
ピアノの処分方法は色々ありますが、処分費用だけでなく、解体費用・運送費用などがかかる場合があります。また、自分で配送の手配をすることも考えられます。
これらの費用を考慮すると、処分費用が無料や安価であっても、トータルでいくらになるかをしっかり確認することが重要です。
料金だけでなく、処分にかかる時間や労力とのバランスも考慮し、最適な方法を選択しましょう。
ピアノの価値は変動する
ピアノは、新しいから高額という単純なものではありません。
古いピアノでも、アンティークピアノで保存状態や希少価値などを見いだせれば高額買取になることもあります。
更に、ピアノの査定額は変動するものなので、査定してもらって一旦処分を見送ったとしても、その後の査定で同じ額になるとは限らないので注意が必要です。
何社かに査定を依頼して決めることをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、遺品整理でピアノを処分する方法について解説しました。
遺品のピアノを処分する方法としては、自治体の回収、メーカーに依頼、専門の買取業者に売却、不用品回収業者に依頼、ピアノ専門の回収業者に依頼、ネットオークションやフリマアプリで売る、欲しい人に譲る、遺品整理業者に依頼、などが挙げられます。
音が出ない、大きな傷がある、古すぎるピアノについては、買取が難しいことが多いので気を付けましょう。
ピアノ以外にも処分したい遺品がある場合は、遺品整理専門業者に依頼することで、まとめて買取や処分ができます。
当社でもピアノの買取や処分はもちろん、その他の遺品についても遺品整理士が丁寧に対応いたしますのでお気軽にご相談ください。