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遺品整理で出てきた書類の仕分け方|処分方法と注意点も解説

2024.03.28 遺品整理

この記事では、遺品整理で出てきた書類について、捨ててはいけない書類や仕分け方について解説します。
書類を処分する際の注意点もあるので、処分方法と合わせてぜひ参考にしてみてください。

遺品整理で捨ててはいけない書類

遺品整理をしていると、さまざまな書類が出てきます。
ただ、必要な書類かの判断ができずに、悩んでしま人も少なくありません。

書類の中には、取っておくべき重要な書類も含まれています。
トラブルを避けるためにも、誤って捨ててしまわないように注意が必要です。
遺品整理で捨ててはいけない書類について、理由と合わせてしっかりと理解しておきましょう。

遺言書

遺言書には、相続や遺品整理に関する故人の意思が記されています。
法的な拘束力がある重要書類となるため、絶対に捨ててはいけません。
誤って捨ててしまうと、相続トラブルに発展する可能性があります。
遺言書がないと故人の意向が不明となり、親族間のトラブルにつながりかねません。
遺品整理が進まないばかりか、遺産分割が複雑になり長引く場合もあるでしょう。
遺品整理をスムーズに行うためにも、必ず残しておくべき書類です。

財務に関連する書類

通帳・印鑑・カード・ローン明細・証券類・保険証書・支払通知書・登記簿謄本など、財務に関連する書類も捨ててはいけません。
通帳やカードを捨ててしまうと、たとえ親族であっても、現金を引き出すのが難しくなります。
さらに、必要書類を処分したことで資産が取り戻せず、損失する可能性もあります。
また、故人が亡くなった後に多額の負債が判明した、というケースも少なくありません。
多額の負債があることが判明すると、状況によっては相続放棄を検討する必要もでてきます。
保険や株式、ローンなど、お金に関する履歴を確認しておくのも大切です。

各種契約書類

携帯電話などの契約書も取っておいた方が良いでしょう。
契約書には契約内容や条件が明確に記載されており、これに基づいて双方の権利と義務が定められています。
万が一トラブルになった際には、契約書を参照することが大切です。
また、故人がどのような契約をしていたのかがわかり、解約手続き等がスムーズになります。

仕事関係の書類

仕事関係の書類も一旦取っておいた方が良いでしょう。
特に自営業だった場合、遺品の書類の中に顧客情報などが含まれている可能性もあります。
また、法律によって保管期間の定められた書類が含まれていることもあるため注意が必要です。

年金手帳

故人が年金を受給していた場合は、年金手帳も取っておきましょう。
年金受給者が亡くなった場合には、死後10日(国民年金は14日)以内に、最寄りの年金事務所に死亡届けを出さなくてはいけません。
届出が遅れると、返金の対象になる可能性があります。
年金手帳も、保管しておくべき重要な書類の1つです。

遺品整理で出てきた書類を整理する手順

遺品整理で出てきた書類は、誤って捨てないためにも、適切な方法で整理していく必要があります。
遺品整理で出てきた書類について、効率よく整理する手順を見ていきましょう。

出てきた書類を仕分けする

遺品整理で出てきた書類について、残す物と処分する物とに仕分けをします。
捨ててはいけない書類を事前にリスト化しておくと、誤って処分してしまう心配がありません。

重要な書類は大切に保管する

捨ててはいけない重要な書類は、相続トラブルを避けるためにも、大切に保管しておきましょう。
保管する場所や方法がバラバラだと、いざ必要な際にすぐに探すことができません。
重要書類の種類や内容別に分類した上で、一か所にまとめて保管しておくとわかりやすいでしょう。

データで残す書類はデータ化する

紙で取っておく必要はないけど情報として残しておきたい書類等は、クラウド上やUSB、DVDなどに保存して、データ化しておくのがおすすめです。
データ化しておけば、スペースを確保する必要がなく、きれいな状態で保存できます。
手紙や日記なども、スマホで撮影してデータ化すると劣化する心配がありません。

不要な書類を処分する

不要な書類は、各自治体のルールに従って、ゴミとして処分しましょう。
シュレッダーにかけてからゴミに出せば、安全に処分できます。
必要書類をわかりやすい状態で保管するためにも、不要な書類は速やかに処分するのがおすすめです。

遺品整理で出てきた書類を処分する際の注意点

遺品整理で出てきた書類の中には、重要な書類も多数含まれています。
トラブルを防ぐためにも、処分する際の注意点を理解しておきましょう。

判断できない物は保留する

出てきた書類を仕分けする際に、捨てていいのか判断に迷う場合もあります。
もし困った場合は、自分一人で決めずに一旦保留にしましょう。
勝手に処分をすると、親族間でのトラブルにつながる可能性があります。
親族に相談し、複数人で話し合った上で判断しましょう。

適切な方法で処分する

遺品整理で出てきた書類は、個人情報の漏えいを防ぐために、適切な方法で処分しなくてはいけません。
書類の中には、重要ではないものの、個人情報が記載された物もたくさんあります。
リサイクル可能な紙類であっても、シュレッダー処理をするなど、注意を払って処分することが大切です。

大量の書類を処分する方法

遺品整理で出てきた書類が少量の場合は、シュレッダーにかけて燃えるゴミとして処分するのが最も手軽です。
ただ、大量の書類が出てきた場合には、小分けにする必要もあり、処分に時間がかかってしまいます。
ここでは、大量の書類を処分する際の、適切な方法について説明します。

ゴミ処理施設へ持ち込む

施設の営業時間内であれば、いつでも持ち込みが可能です。
自分で搬入する手間がかかるものの、回収業者へ依頼する方法よりもコストが抑えられます。
施設によって持ち込みのルールが異なるため、利用する際には事前にホームページなどで確認しましょう。

書類溶解サービスを利用する

書類溶解サービスは、段ボールにまとめておくだけで、箱を開封せずに溶解してもらえます。
シュレッダーをかける必要がないため、大量の書類を処分するのも手間がかかりません。
クリアファイルやバインダーに入った書類も、そのまま処分ができます。
中身を見られる心配もない、安心して依頼できる方法です。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理を専門に行っている業者も、大量の書類を処分してもらえます。
書類だけでなく、家財などのさまざまな遺品の処分もまとめて依頼できます。
また、大量にある書類の中から、重要書類の探索も可能です。
トラブルを避けてスムーズに遺品整理を進めたい方におすすめの方法です。

まとめ

遺品整理で出てきた書類の中でも、遺言書や財務に関連する書類、各種契約書類、仕事関係の書類、年金手帳は、捨ててはいけない重要な書類です。

書類を整理する際には、出てきた書類を仕分けして、重要な書類は大切に保管しましょう。
データで残せる書類はデータ化して、不要な書類は速やかに処分することも大切です。

また、重要書類なのか自分1人で判断できない物は、親族に相談して話し合い、適切な方法で処分しなくてはいけません。

大量の書類の処分には、ごみ処理施設へ直接持ち込んだり、書類溶解サービスを利用する方法があります。
遺品整理業者に依頼すれば、書類以外の処分もできます。

多くの遺品があり、書類の仕分け方に悩んでいる場合はプロに依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。
当社では、書類の仕分けや処分なども、遺品整理士が責任を持って対応させていただきます。
遺品整理でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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